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2008年 今年の読書 [日記(2008)]

 今年も、もう少しで終わりますが、49タイトルで今年の読書も終わりそうです。1週間1冊ですからこんなもんでしょう。★の数はその時の気分ですからあまり当てになりませんが、今年の成果は、

◆奥泉光 『「吾輩は猫である」殺人事件』
 →これは文句なしに面白かったです。苦沙弥先生が殺され、「吾輩は猫である」で死んだ筈の猫がよみがえって殺人事件の謎を解くという設定が奇抜。且つ猫の独白がまるで漱石よみがえって書いたように良くできています。

◆角田房子 『甘粕大尉』
 →佐野眞一の『甘粕正彦 乱心の曠野』も良かったのですが、同書から遡る30年前に大杉事件の真相がほぼ解明されている点が凄いです。甘粕の満州での活動の起点を、彼のフランス滞在に置く『作家の眼』は感心させられます。

◆久世光彦 『一九三四年冬 ―乱歩』
 →乱歩の創作の秘密を怪奇小説の形で書いた『乱歩論』だと思います。個人的には一押しの小説です。

◆次点
 いろいろあって困ります。
『甘粕正彦 乱心の曠野』から始まって →『紫禁城の黄昏』→『珍妃の井戸』『甘粕大尉』『梟の朝』『鷲と虎』、最後が『実録・満鉄調査部』。この辺りの昭和史は殆どミステリーです。『鷲は舞い降りた』『針の眼』『エトロフ発緊急電』『ベルリン飛行指令』もその周辺の物語として楽しみました。
「一枚の幕末写真」に写る、4人のフランス人と4人の日本人の正体を探る鈴木明『追跡 一枚の幕末写真』も心に残る一冊でした。

半藤一利、柳田邦男、児島 襄の昭和ものが在庫となっているので、来年の課題としましょう。
2008読書.jpg
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