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映画 インサイド・マン(2006米) [日記(2009)]

インサイド・マン [DVD]

インサイド・マン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

 NYのマンハッタンの銀行に強盗団が押し入り、数十人の人質をとって立てこもります。この強盗団は頭がいい!、人質全員にグリーンのつなぎを着せ、白覆面、サングラスと強盗団と同じ服装をさせます。警察に踏み込まれても誰が犯人で誰が人質か分かりませんから、有利に事が運べます。映画の途中に人質を尋問するシーンが挟まれていますが、犯人はこのカムフラージュでまんまと逃げおおせた様で、映画自らネタバレをやっています。これも重要な伏線ですね。

 人質解放の役目を負うのが、市警の刑事デンゼル・ワシントン。デンゼル・ワシントンは『アメリカン・ギャングスター』のイメージが強いのですが、ここでは、腕は立つが陽気で柄の悪い刑事を演じています。この事件に銀行のオーナーが弁護士を使って割り込んで来ます。この弁護士がジョディ・フォスター。上流階級専門の嫌みな女性弁護士で、何もジョディ・フォスターを使うことないのでは?と思うのですが、デンゼル・ワシントンとからむとなると大物女優が必要なのでしょう。強盗団のリーダーにクライヴ・オーウェン、現場を仕切る警察官の隊長にウィレム・デフォーと私でも知っている役者が出て来ます。

 銀行のオーナーは、襲われた支店の貸金庫に自分の過去の秘密を隠していて、強盗事件によってこれが表に現れる事を恐れ、弁護士を使って直接交渉に当たらせようとするわけです。これも重要な伏線。犯人の要求は、逃走用のジャンボ・ジェットと人質移送用のバスを要求してきます。警察としては当然引き延ばし戦術を取りますが、焦った犯人は人質を射殺し・・・。

 ネタバレなのでこの辺りで止めますが、アッと驚くような(予想の範囲かも)結末が用意されていて、楽しめる佳作です。いろんな脇役を使っていますが、何と云っても軽妙洒脱なデンゼル・ワシントンのひとり舞台、監督のスパイク・リーは彼を使って新しいヒーローを作ろうとしたのでしょう。

監督:スパイク・リー
出演:
デンゼル・ワシントン
キウェテル・イジョフォー
ジョディ・フォスター
クライヴ・オーウェン


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