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格安スマホを作る [日記(2014)]

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 acroHDを家族に譲ることになりました。スマホを試してみたい、使えるかどうか分からないのでランニングコストを抑えてほしいという要望があったので、acroHDをベースに格安スマホを目指してみました。

スマホはXperia acroHD(sony)
 格安スマホを作るためには、本体の価格を如何に抑えるかがポイントとなります。スペックとの兼ね合いですが、スペックが低いと電話の通話品質にひびくと思われます。今回使ったacroHDは、デュアルコア1.5GHz、RAM1Gですが、3GでIP電話(050プラス)を使うと音声にエコーがかかったようになります(電話の相手に言わせると「外国と話しているみたい」)。普通に会話する分には、支障はありません。MVNOの電話付きなど電話を普通回線にするなら、シングルコア、RAM512Mでも実用になります。実際、Xperia arc+みおふぉんで十分使えました。

 本体を安価に入手するのは、中古ということになります。shopよりリスクはありますが、オークションの方が安価です。評価の良い業者なら、酷いものをつかまされることも無いとおもいます。水没反応のあるものは、比較的安価に落札できます。ちなみに acroHDは防水ですから、水没反応が出ていても、水がかかった程度だと思います。業者の方でひと通りの動作確認をしているようで、落札品は問題なく使えました。acroHDはarcなら5000円以下で十分落札可能です。
 
iijのミニマムスタートプランSMS付き
 いわゆる格安simを利用します。月2GまではLTE(Xi)or3Gが使え、2Gを越えると200kbpsになります。200kbpsと言うとずいぶん遅いように思いますが、メール、インターネットは十分に使えます。動画やnetゲームは苦しいと思います。
 ワンコインの格安simもありますが、実績のあるiij(BicSim)を使います。 200kbpsはベスト・エフォートで、 200kbpsのスピードが保証されている訳ではありません。帽社のsim(300kps)を使ったことがありますが、300kはなかなか出ません。回線の混み具合ではiijを下回るスピードでした。iijは250k近くまで出ますから、回線品質でiijを選択しました。
 SMS付きにしたのは、セルスタンバイ問題回避(バッテリの消耗が抑えられる)とLINEのためです。「みおぽん」というアプリでクーポンの残量が確認でき、高速通信のon/offが可能というのもメリットです。

docomoの不要アプリを消す
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 Docomoのスマホは不要なアプリが沢山入っています。「ドコモ電話帳」のように、裏で動いてバッテリを消耗させ、メモリを圧迫するアプリがあります。これを、消せるものは片っ端から無効にします。設定→アプリから無効にできます。
 設定で消せないものは「無効化マネージャー(DisableManager_v1.3.3.apk)」で消します。このアプリはPlayストアにありませんから作者さんのところから落として、メール添付で自分に送り、インストールします。これでも殺せないアプリがあります。rootを取ってTitanium Backupを入れると無効化、アンインストールが出来ます。Xperiaであれば比較的簡単にrootが取れますが、本体が起動しなくなる可能性もあるのであまりお薦めできません。
 不要アプリを消せば、512Mのarcでもメモリの空きが200M程度になって、バッテリの保ちも良くなります。

 後は好みのアプリをインストールするだけです。ちなみに、私が入れたアプリは、
・chrome・・・ブラウザ、軽い
・Evernote・・・クラウド、便利
・ジョルテ・・・予定表、googleカレンダー同期
・picasa・・・google+の画像閲覧
・みおぽん・・・iijのクーポンon/off、残量確認
・ESタスクマネージャー・・・アプリ解放(無くて良い)
・ESファイルエクスプローラー・・・ファイラー、昔から
・無効化マネージャー・・・不要アプリの無効化
・050プラス・・・電話
・LINE・・・言わずと知れた 

Gメール、SMS、LINE
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 Gメールを利用し、ショートメッセージは元から入っている「メッセージ」を使います。当たり前に使えます。Lineが使えればということで、入れてみました。こちらを参照に導入しましたが、すんなり入りました(制限付きですが)FacenbookとメールアドレスがあればLINEに登録ができます。同サイトによると、

メッセージやLINE電話などの機能が利用可能になるのですが、できないことが2つあります。まず、「友だち自動追加」。電話番号を登録していないため、アドレス帳からの友だち追加、及び友だちが自分を自動追加することは当然できません。

ということですが、別に友達がほしいわけではないのでよしとします。これで、Eメール、SMS、LINEの3本が揃ったことになります。但し、LINEは電話帳のデータがLINEに登録されるようですから、個人情報の点では止めたほうがいいですね。
 
050プラス、LINE】 
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 電話が出来ないと「携帯」の名に恥じますから、あれこれ比較検討してみました。

みおふぉん :arcで現用です。iijのミニマムスタートプラン(972円)+SMS(151円)+みおふぉん(756円)で普通の携帯電話になります。ランニングコストは、30秒21円です。楽天電話に加入すると、3分以内0円(3分超えれば30秒21円)でかけ放題となります。
050プラス :ip電話です。月324円+1分17.28円(携帯宛)です。050同士は無料。現用のみおふぉんでは面白く無いので、050プラスにしました。何より国産です(笑。
  サイトの機種確認に、acroHDはありますがarcはありません。net検索すると、使える様です。通話品質ですが、「みおふぉん」というわけにはいきません。若干の遅延とエコーがあります。会話に支障が出るというほ程ではありません。
LINE :一番のメジャーです。初期費用0円、通話料は前払いパッケージ一月60分390円(1分6.5円)。LINE同士は無料。LINEに加入している家族と通話してみましたが送信着信ともOKです。通話品質は、環境にもよると思いますが、050プラスより劣ります(会話は十分成立する)。
他に、skepe、SMATtalk、カカオトークなどがあります。
 電話はあまり使わないというのであれば、
・通話品質を気にする →みおふぉん+楽天電話
・通話品質は気にしない、LINEに加入していない相手が多い →050プラス
・周りにLINE使用者が多い →LINE+60分パッケージ

【コストパフォーマンス】
 スマホ 5000円(送料、カード決済代金別)
 iij契約 3229円                
 初期投資 8299円

 ミニマムスタートプラン 972円
 SMS            151円
 050プラス 324円
 電話代 518円(17.28×30分)       
 ランニングコスト 月1965円

 1万円で、2コア、RAM1G、android4.0のスマホが出来上がります。最新のスマホに比べると、スペックは見劣りしますが、電話、メール、インターネット、スケジュール管理、map、カメラと一通りのことはできます。1ヶ月使いましたが、使い勝手は悪くありません。2Gの壁があるので、自宅はwifiがいいでしょう。iijは、「みおぽん」でクーポンを切って200kbpsで半月ほど使ってみましたが、十分使えます。
 ランニングコストは、MVNOの選択、IP電話の選択でもっと下げられると思いますが、回線品質、通話品質との兼ね合いとなります。
 
 と言うことで、 格安スマホが出来上がりました。

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