SSブログ

映画 マスク・オブ・ゾロ(1998米) [日記(2015)]

マスク・オブ・ゾロ コレクターズ・エディション [DVD]
 「怪傑ゾロ」です。ゾロが活躍する19世紀初頭のカリフォルニアはスペイン領で、その後メキシコ領となって、1946年の米墨戦争でアメリカ領となったようです。
 「怪傑ゾロ」が活躍するのは、このスペイン領の時代です。スペインの総督が圧政によってメキシコ人を苦しめ、メキシコ人の味方となって総督と戦うのが「怪傑ゾロ」というわけです。
 『マスク・オブ・ゾロ』では、スペイン領時代に活躍する初代ゾロと、メキシコ領時代に活躍する二代目ゾロが登場します。初代がアンソニー・ホプキンス、二代目がアントニオ・バンデラス。この映画の面白さ(トリッキーさ)は、この初代と二代目のWキャストにあります。

 颯爽と登場したゾロが自宅に帰って、「もう年だ」と呟きますから笑います。マスクの下から現れたのは、何とアンソニー・ポプキンスですからビックリ。初代ゾロの屋敷に総督のラファエロ(スチュアート・ウィルソン )が現れ、お前がゾロだ!とゾロを逮捕し、奥方を殺して娘を連れ去ります。これが伏線です。

 それから20年後に二代目が登場します。後に二代目となるアレハンドロは、何と盗賊 。この時のカリフォルニアはメキシコ領で、ラファエロは総督ではなくスペインから再上陸した一民間人です。アレハンドロはラファエロの私兵ラブ大尉に捕まりそうになり、兄が殺されます。

 これで初代vs.ラファエロ、二代目vs.ラブ大尉という構図が出来上がります。

 二代目登場となって捕まった初代は脱獄して(20年、何していたんだ)二代目と出会い、二代目にゾロとしての訓練を始めます。この辺りは結構笑えます。笑えると言えば、『マスク・オブ・ゾロ』そのものが、アクションコメディー仕立てです。ゾロが高所から馬の背に飛び降りるシーンがありますが、二代目が飛び降りると、これも二代目の馬は言うことを聞かずゾロは地面に叩きつけられるという、よくあるスラップスティックです。

 ここでさらわれた初代の娘エレナことキャサリン・ゼタ=ジョーンズが登場します。当然、エレナと二代目のロマンスが生まれ、エレナは育ての親ラファエロと実の親の初代の間で揺れ動くというサイドストーリーが生まれます。

 初代と二代目が戦うには事件が必要です。カリフォルニアに再上陸したラファエロは、密かに金を掘り、その金でメキシコ領カリフォルニアを革命家サンタ・アナから買い取り、独立国を作ろうと目論見ます。初代と二代目が、この野望に敢然と立ち向かうというのが、『マスク・オブ・ゾロ』のハイライトとなります。

 でお薦めかというと、レクター博士が長髪を振り乱して剣さばきを見せてくれるということでは、そこそこ楽しめます(笑。

監督:マーティン・キャンベル
出演:アントニオ・バンデラス アンソニー・ホプキンス キャサリン・ゼタ=ジョーンズ スチュアート・ウィルソン
タグ:BSシネマ
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0