SSブログ

中川健一 全国2954峠を歩く(2018内外出版社) [日記 (2021)]

全国2954峠を歩く
 健康のためにウォーキングというか、散歩をしています。黙々と歩くのもつまらないので、音楽を聴くかラジオを聴きながらと云うことになります。土曜日の散歩は、必ずNHK R1の「石丸謙二郎の山カフェ」を聴きながらです。この番組に峠研究家・中川健一さんがご出演され、峠に関する蘊蓄を語っておられました、面白かったです。著書があるというので早速借りてきたのが本書。目次は、



峠っておもしろい!
峠の楽しみ方ー奥深い峠の魅力
効率よくまわるために乗り物に工夫を重ねた
厳選峠!33の物語
絶対行きたい峠120
僕がまわった峠リスト2801

 著者の中川さんは、早期退職?して後峠三昧。日本の峠全3,773の峠のうち、驚くことに3,000を超える峠を踏破されたようです。山の頂ではなく何故峠かと思うのですが、著者によると「峠は歴史を感じさせるタイムカプセル」で、昔から人々が往還した歴史が詰まった道だと言います。寺や神社にお参りする信仰の峠、例えば若狭小浜から京都に鯖を運ぶ物流の峠、参勤交代の行列が通り、脱藩の勤王の志士が通った峠だったりします。峠には番屋や茶屋があり、道標や石地蔵、道祖神があったりします。そう考えると峠巡りというのもアリです。

 私の住んでいる近くには西国三十三所の4番札所の槇尾山・施福寺があり、何本もある参詣道には沢山の丁石が並び峠があります。「絶対行きたい峠120」には七越峠が取り上げられています。七越峠は和歌山県かつらぎ町と大阪府和泉市のを隔てる峠で、高野山や西国観音霊場に参詣する旅人のために、江戸時代から昭和初期まであったようです。西行の歌碑もあります。
DSC_5044.jpg DSC_5045.jpg
 七越峠茶所跡の碑           左奥、西行の歌碑
DSC_5574.jpg 04 - 1.jpg
 「天誅組」も通った 千早峠
DSC_5048.jpg DSC_5049.jpg
三十丁石(千本杉峠)
DSC_5853.jpg DSC_5854.jpg
 槇尾山登山道にある超ローカルな「番屋峠」「ボテ峠」、当然本書には載っていませんw。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。