門井慶喜 銀河鉄道の父(2017講談社) [日記(2019)]
宮澤賢治ではなく、その父・宮澤政次郎の物語です。宮澤賢治は、『雨ニモマケズ』の詩で有名な誰でも知っている詩人、童話作家です。「羅須地人協会」を設立して農業指導を行った篤志家としても知られている人物です。「宮澤賢治」の父親であることは如何なる存在だったのか、父親の眼で見れば文学史に記される詩人・「宮澤賢治」は如何なる存在だったのか。父親・宮澤政次郎を主人公に宮澤賢治を描いたところがこの小説のミソです。
なぜ父親なのか
なぜ父親なのか
政次郎は、質屋兼古着屋を営む花巻でも有数の資産家。明治28年、賢治は宮澤家の長男として生まれます。政次郎は、“女は花をあたためるように、男は霜を踏む”ように育てられ、成績優秀にもかわらず“質屋には、学問は必要ねぇ”、と小学校卒業と同時に家業の質屋を継がされます。
政次郎は、“家長たるもものは、常に威厳を保ち笑顔を見せず、嫌われものたるを引き受けねばならない。商家が潰れずに生き残るためには、家そのもを組織としなければならない。生活とはするものではなく、作るものだ。”という人物として描かれます。ところが、賢治が赤痢にかかると、感染も恐れず隔離病棟に泊まり込んで看病するという愛情を注ぎます。これからの質屋も学問が要ると、“質屋には、学問は必要ねぇ”と云う祖父の反対を押し切って、賢治を盛岡中学に進学させます。「銀河鉄道の父」は封建的かつ合理的で、強おもての子煩悩な父親ということになります。
一方の賢治は、質屋という家業を嫌い中学を卒業しても家でブラブラ。帳場に立っても読書ばかりで満足な商売ができず、鎌一丁に3円も貸す有様。質屋に加え古着の商いを始めて店を大きくした政次郎に比べ、賢治は商売センスはゼロ。けっきょく政次郎は賢治に盛岡高等農林学校の進学を認めます。
政次郎は、“家長たるもものは、常に威厳を保ち笑顔を見せず、嫌われものたるを引き受けねばならない。商家が潰れずに生き残るためには、家そのもを組織としなければならない。生活とはするものではなく、作るものだ。”という人物として描かれます。ところが、賢治が赤痢にかかると、感染も恐れず隔離病棟に泊まり込んで看病するという愛情を注ぎます。これからの質屋も学問が要ると、“質屋には、学問は必要ねぇ”と云う祖父の反対を押し切って、賢治を盛岡中学に進学させます。「銀河鉄道の父」は封建的かつ合理的で、強おもての子煩悩な父親ということになります。
一方の賢治は、質屋という家業を嫌い中学を卒業しても家でブラブラ。帳場に立っても読書ばかりで満足な商売ができず、鎌一丁に3円も貸す有様。質屋に加え古着の商いを始めて店を大きくした政次郎に比べ、賢治は商売センスはゼロ。けっきょく政次郎は賢治に盛岡高等農林学校の進学を認めます。
高等農林学校に入っても、同人誌を発行し、洋書を買うの何だのと政次郎から金を引き出す、ある意味の放蕩息子。政次郎の懐を当てにして製飴事業、後にはイリジウム採掘、人造宝石の製造販売事業などを夢見る俗気はあったようです。堅実で常識人の政次郎はこれを一蹴。よく言えば、簡単に諦めるあたりは、賢治は進むべき道に迷い自分を持て余していたことになります。反対されると、賢治は日蓮宗の宗教団体・国柱会入信し、浄土真宗の熱心な門徒であるで政次郎と衝突し東京に遂電します。
政次郎は、質屋を切り盛りし古着を売り、次女三女を嫁がせ、次男・清六を立派に後継者に仕立て上げ、 長女・トシを手厚い看護の末看取ります。家長の責務を立派に果たしたと言えます。『銀河鉄道』の著者よりも、「銀河鉄道の父」こそが、明治大正の日本国を支えた国民だったわけです。
なぜ童話なのか
賢治26歳、東京で筆耕の仕事をしながら憑かれたように童話の創作に打ち込みます。小説ではなく何故童話なのか?。
なぜ童話なのか
賢治26歳、東京で筆耕の仕事をしながら憑かれたように童話の創作に打ち込みます。小説ではなく何故童話なのか?。
賢治は、質屋の帳場で客と満足に対応できず商人を失格し、盛岡高等農林学校に逃避、事業を起こそうとして政次郎に反対されて宗教に逃避。政次郎に甘やかされ大人に成長できなかった子供の賢治は、大人が登場し大人を相手とする小説ではなく、子供が登場し子供に話しかける童話を選択します。東京で逼塞する賢治26歳のころ、政次郎は既に二児の父親。賢治は結婚さえできず子供はのぞむべくありません。政次郎を超えることはできなくとも、せめて子供の代わりリに童話を生むことで政次郎に近づきたい。それが童話を書く動機だったと作者は考えます、そう言われれば...。
永訣の朝
永訣の朝
トシが結核で倒れたため賢治は花巻に帰り、トシは亡くなります。有名な『永訣の朝』が生まれるわけです。この永訣の朝に政次郎は家長としての役目を果たします。政次郎は家族の反対を押しきってトシの口から遺言を聞き取ります。
私は家長だ。死後のことを考える義務がある。トシの肉が灰になり、骨が墓におさまってなお家族がトシの存在を意識するには、位牌では足りない。着物などの形見でも足りない。遺言という依代がぜひ必要なのだ。
私は家長だ。死後のことを考える義務がある。トシの肉が灰になり、骨が墓におさまってなお家族がトシの存在を意識するには、位牌では足りない。着物などの形見でも足りない。遺言という依代がぜひ必要なのだ。
それは唯一、トシの内部から出たものである。家族をときに厳しく律するだろう、ときに優しくいたわるだろう。・・・子が孫を生み、孫が曾孫を産んでも受け継がれる。
肉や骨はほろびるが、ことばは滅亡しないのである。
「うまれてくるたて、こんどは…」
宮澤賢治ではなく、その父・宮澤政次郎の物語です。
「うまれてくるたて、こんどは…」
宮澤賢治ではなく、その父・宮澤政次郎の物語です。
タグ:読書
HUAWEI P20 Lite 使い勝手 [日記(2019)]
イースターエッグ XperiaZ >>> p20lite画面が広い EBPocket
一週間ほど使った個人的な感想です。
スピード 〉RAMが2倍に増え、CPUが1.7倍速くなったので動作は快適の一言。パソコンを使う頻度が減りました。
液晶 〉有機ELは使ったことはありませんが、TFTでも十分きれいで、画面が広くなって使いよいです。静電タッチは敏感すぎるほど。
山旅ロガー 地図ロイド GPSstatus Hauweiの個人情報採取
位置情報 〉GPSの掴みも精度もいいです、GPSstatusもモタツキません。地図ロイドを使っていますが現在地は正確です。街中で使う分には十分ですが、山に持ち出してみないと実力のほどは?。
バッテリー 〉使い方にもよるでしょうが、2日は十分持ちます。
カメラ 〉マクロ、室内撮影もほぼOK。マニュアル撮影でどこまで写るか楽しみです。シャッターボタンを押し続けると連射になり、ついつい長押しになってしまいます。
Android 9 〉Android 5から一足飛びに9になって、何が便利になったのか?。最新版という自己満足です。
usb type-c 〉上下を気にしなくていいので楽。但し手持ちにケーブルが使えなくなり、100均でアダプタ購入しました。
アプリ 〉simフリー版を購入したので、プリインストールは許せる範囲です。root取る必要も無さそう。
日本語入力 〉使い慣れたsonyのPOBoxが使えないので、デフォルトのiWnnのqwertyキーボードです。 google日本語も試してみましたが慣れの問題でしょうね。iWnnもgoogleも変換は優れています。
100均保護フィルム 無理やりストラップ
保護フィルム 〉100均のiPhoneX用を流用、ピッタリです。P20 Liteは 中華お得意のiPhoneのフェイク?。同梱のソフトケースを使えば99%ガードできます。
ストラップ 〉netで見つけた裏技で着けました。なにもストラップ穴のないところまでiPhoneを真似しなくてもいいです。
ピッタリ アンテナ立った!
nanoSIM 〉交換費用(2000円)節約のためカッター ナイフでMicroSIMをちょん切りました。今のところ無事動いています(笑。個人的には P20 Liteのハイライトでした。
セキュリティー 〉例えばHiCareというサポートアプリを使おうとすると、これだけの情報が筒抜けになるわけです。このスマホを使っていると、どんなデータがHuaweiにとんでいるかは分かったものではありません…(笑。
顔認証、指紋認証ができます。無くすこともなかろうと使っていません。
格安SIMとセットで1円という話はともかく、12,800円で(外見は、これが大事?)iPhoneそっくりのAndroid 9スマホが入手できて、いい買い物でした。あと3年はコイツに頑張ってもらうつもりです。
・買い替え編
・保護フィルム&ストラップ編
・SIMカット編
・カメラ撮影編
タグ:スマートフォン
フレドリック・バックマン 幸せなひとりぼっち(2016ハヤカワ文庫NV) [日記(2019)]
映画が面白かったので原作を読んでみました。邦訳のタイトルは軟弱ですが、原題は”A Man Called Ove”(スエーデン語)。筋金入りの偏屈オヤジ「オーヴェという男」の物語です。
・オーヴェという男、コンピューターでないコンピューターを買う
・オーヴェという若者と、列車に乗っていた女
など、39のエピソードで現在と過去が語られ、オーヴェがどう生きてきたか、オーヴェという男が如何に出来上がったかが描かれます。
本が出版された2012年にオーヴェは59歳ですから、1953年生まれということになります。つまり、1960、70年代の高度成長期?に青春を過ごし、80年代に結婚し90年代に壮年期を過ごし、21世紀に初老に入り早期退職を勧告されたという老人です(59歳なら十分壮年ですが)。
退職勧告された翌週の月曜日、オーヴェはこう考えます、
人間には役割があるべきだとオーヴェは考える。そしてオーヴェはつねに役割を果たしてきた。そのことはだれにも否定できない社会に求められたことをすべてやってきた。結婚し、病気にもならず、ローンを返し、税金をおさめ、やるべきことをやり、ちゃんとした車に乗った。そして社会はそのことで感謝してくれたか? 社会がやったのは、ある日職場にやってきて、家に帰っていいと告げることだった。
・オーヴェという男、コンピューターでないコンピューターを買う
・オーヴェという若者と、列車に乗っていた女
など、39のエピソードで現在と過去が語られ、オーヴェがどう生きてきたか、オーヴェという男が如何に出来上がったかが描かれます。
本が出版された2012年にオーヴェは59歳ですから、1953年生まれということになります。つまり、1960、70年代の高度成長期?に青春を過ごし、80年代に結婚し90年代に壮年期を過ごし、21世紀に初老に入り早期退職を勧告されたという老人です(59歳なら十分壮年ですが)。
退職勧告された翌週の月曜日、オーヴェはこう考えます、
人間には役割があるべきだとオーヴェは考える。そしてオーヴェはつねに役割を果たしてきた。そのことはだれにも否定できない社会に求められたことをすべてやってきた。結婚し、病気にもならず、ローンを返し、税金をおさめ、やるべきことをやり、ちゃんとした車に乗った。そして社会はそのことで感謝してくれたか? 社会がやったのは、ある日職場にやってきて、家に帰っていいと告げることだった。
そしてある月曜日、オーヴェにはなんの役割もなくなっていた。
オーヴェは半年前に妻をガンで亡くしています。 今また職場では無用の人間だと宣告され、後は妻のもとに行くだけだと自殺を考えます。 人生に絶望して自殺をするというわけではなく、人間いつか死ぬのであれば、今がちょうどその時期ではないかと考えたわけです。一見暗い話ですが、語り口は軽妙洒脱。例えば行き掛かりでイヤイヤ飼うハメとなった野良猫の描写です、
猫はキッチンの床のまんなかにいて、オーヴェに金を貸しているとでも言いたげな不機嫌な表情を鼻のまわりにうかべていた。オーヴェは、猫が前足に聖書をかかえて戸口にあらあわれ、”イエス様を人生に迎えつもりはありませんか”と言ったように、怪訝そうな目でにらみ返した。
人間に阿らない猫は、オーヴェを語るうえでピッタリの動物、尻尾を振る犬だとこうはいきません。
でオーヴェは自殺したのか?。何度も自殺を試みその度に邪魔が入って死ねません。首吊りのロープは切れ、排ガス自殺も猟銃自殺も近隣の人々に邪魔され、線路に飛び込もうとしたところ、逆にホームから落ちた男を助けるハメとなります。この死ねないオーヴェと彼を取りまく人々がユーモラスに描かれます。「世界で一番幸せな国」スエーデンの物語であるところが何とも皮肉な話です。
オーヴェという人物の造形が秀逸です。毎朝町内を見回り、不法駐車のナンバーを手帳に控え(後で通報する)、ゴミ置き場では分別できていないゴミを分別し、買い物に行ったら行ったで店員に文句をつけ…と。無愛想で気むずかしく面と向かって悪態をつく、できれば付き合いたくない人物です。
「オーヴェという若者」のエピソードで、オーヴェという男がどうして出来上がったのかが語られます。オーヴェが幼い頃、父親が壊れたサーブを入手して治し、彼は車の構造をオーヴェに教えます。成長したオーヴェは、サーブを分解して組み立てる技術を習得し、独力で家を建てます。この手仕事によって「オーヴェという男」は出来上がります。
オーヴェは目で見て手で触れるものを理解した。コンクリートやセメント。ガラスや鉄。道具。解答のあるもの。直角や明確に書かれた説明書。設計図や図面。紙の上に書き出せるもの。
オーヴェは白と黒の人間だった。
オーヴェは白黒はっきりする数字やルールを愛し、曖昧なものを理解せず、ルールを守れない者を憎みます。ところが、筋金入りの硬骨漢、融通のきかない変人のオーヴェの元に人々が集まって来ます。人々はオーヴェに干渉しオーヴェが反発する関係のなかで、いつしか自殺は遠のき、白と黒の偏屈オヤジに次第に色が着いてくる、という物語です。
人口1千万人弱のスエーデンで80万部売れ、世界で250万部売れたそうです。250万人の読者はきっと、「オーヴェは私だ!」と叫んだと思います。
オーヴェは半年前に妻をガンで亡くしています。 今また職場では無用の人間だと宣告され、後は妻のもとに行くだけだと自殺を考えます。 人生に絶望して自殺をするというわけではなく、人間いつか死ぬのであれば、今がちょうどその時期ではないかと考えたわけです。一見暗い話ですが、語り口は軽妙洒脱。例えば行き掛かりでイヤイヤ飼うハメとなった野良猫の描写です、
猫はキッチンの床のまんなかにいて、オーヴェに金を貸しているとでも言いたげな不機嫌な表情を鼻のまわりにうかべていた。オーヴェは、猫が前足に聖書をかかえて戸口にあらあわれ、”イエス様を人生に迎えつもりはありませんか”と言ったように、怪訝そうな目でにらみ返した。
人間に阿らない猫は、オーヴェを語るうえでピッタリの動物、尻尾を振る犬だとこうはいきません。
でオーヴェは自殺したのか?。何度も自殺を試みその度に邪魔が入って死ねません。首吊りのロープは切れ、排ガス自殺も猟銃自殺も近隣の人々に邪魔され、線路に飛び込もうとしたところ、逆にホームから落ちた男を助けるハメとなります。この死ねないオーヴェと彼を取りまく人々がユーモラスに描かれます。「世界で一番幸せな国」スエーデンの物語であるところが何とも皮肉な話です。
オーヴェという人物の造形が秀逸です。毎朝町内を見回り、不法駐車のナンバーを手帳に控え(後で通報する)、ゴミ置き場では分別できていないゴミを分別し、買い物に行ったら行ったで店員に文句をつけ…と。無愛想で気むずかしく面と向かって悪態をつく、できれば付き合いたくない人物です。
「オーヴェという若者」のエピソードで、オーヴェという男がどうして出来上がったのかが語られます。オーヴェが幼い頃、父親が壊れたサーブを入手して治し、彼は車の構造をオーヴェに教えます。成長したオーヴェは、サーブを分解して組み立てる技術を習得し、独力で家を建てます。この手仕事によって「オーヴェという男」は出来上がります。
オーヴェは目で見て手で触れるものを理解した。コンクリートやセメント。ガラスや鉄。道具。解答のあるもの。直角や明確に書かれた説明書。設計図や図面。紙の上に書き出せるもの。
オーヴェは白と黒の人間だった。
オーヴェは白黒はっきりする数字やルールを愛し、曖昧なものを理解せず、ルールを守れない者を憎みます。ところが、筋金入りの硬骨漢、融通のきかない変人のオーヴェの元に人々が集まって来ます。人々はオーヴェに干渉しオーヴェが反発する関係のなかで、いつしか自殺は遠のき、白と黒の偏屈オヤジに次第に色が着いてくる、という物語です。
人口1千万人弱のスエーデンで80万部売れ、世界で250万部売れたそうです。250万人の読者はきっと、「オーヴェは私だ!」と叫んだと思います。
タグ:読書
シンビジウム 株分け [日記(2019)]
根詰まりを起こしたシンビジウムを持ち込まれました。この時期の株分けは適当ではないらしいのですが(4月頃が適期)、植物が気の毒なので無理やり株分け。根がビッシリ張って、分けるだけでひと苦労、三分割しました。古い根を切って鉢植え。
完成、今年は花が咲かないでしょう。
【備忘録】
・育てる場所 >日当たりの良い場所、夏場は直射日光を避ける。冬場は暖房のない室内に取り入れる
・水やり >夏場は毎日たっぷり与える、秋~冬は週1回程度
・肥料 >固形有機肥料を月1回、液肥は週1回
・芽欠け >9月ごろ
・株分け >3~4月頃
タグ:園芸
HUAWEI P20 Lite カメラ 撮影編 [日記(2019)]
XperiaZのカメラを使っていて不満なところは、
1)マクロでピントが合わない
2)暗いところが苦手
3)早い動きに付いてゆけない の3点。
マクロ(MF) アパーチャのボケ
暗い室内もなんとか写ります。マクロは、マニュアルフォーカスでけっこう寄れます、アリが写っているのに感心しました。アパーチャもそこそこボケます。これだけ撮れれば普段使いとして合格。測光、ISO、シャッタースピード、露出補正、マニュアル,AF切り替えとコンデジ並みの機能があり、けっこう遊べそうです。
ゴマダラカミキリ
タグ:スマートフォン
HUAWEI P20 Lite SIMカット編 [日記(2019)]
アンテナが立った! カットSIMを挿入
XperiaZはMicroSIMでP20LiteはnanoSIMで、SIM交換が必須です。12800円の本体に交換費用2000円(税抜き)は痛い!。検索すると、MicroSIMをハサミかカッターでちょん切ればnanoSIMになるらしい。失敗すればiijに交換を申し込めばいい、iijはSIM交換で元のSIMを返却しなくていいので、ダメ元で試す価値はあります。
こちらとこちらのサイトを参照させて頂きました。要は、SIM内蔵のチップを傷つけず、Microサイズをnanoサイズにちょん切る(本体との接点も重要らしい)。専用のカッターも販売されていますから、かなりポピュラーな手法のようです。まず本体からSIMケースを引きずりだすところでつまずきました。付属のピンであれこれ探ってやっと成功、つい力で押し出す必要があります。
まずは無効のSIMで練習して →本番、
・実測するとMicroSIMは15.0mmX11.2mm、nanoSIMケースの内径は11.2mmX8.9mm
・"cutting guide"にmicroSIMをテープで固定
・下のラインをカッターで切る
・SIMを外しヤスリで成形しながら現物合わせ
・画像で、下のラインを削り過ぎると壊れるそうです。上の部分はプラスチックなので削っても安心、但し接点がズレると繋がらない
・SIMケースにピッタリ納まったら完成
・金属面をティッシュ等で磨く(念のため接触不良回避)
SIMケースに装着 →アンテナが立って成功!、思っていたより簡単です。2000円節約できました。動きも軽快なので、あと3年はP20Liteで生き延びられそうです。
タグ:スマートフォン
HUAWEI P20 Lite 液晶保護フィルムとストラップ編 [日記(2019)]
液晶保護フィルム
P20 Liteの液晶はiPhoneXと同じ5.8インチ。iPhoneの保護フィルムは100均に沢山あるので(P20 Liteのようなマイナーな機種は売っていない)、検索すると使えるらしい。CANDOでブルーライト32%カットのガラスフィルムと称するものを買ってきました。受話器とインカメラ用の切れ込みが大きくピッタリとはいきませんが、十分使えます。
ストラップ
ストラップ用の穴がありません。これも検索すると、スピーカーの穴を利用するワザがあり、早速やってみました。釣りのテグスをU字に曲げて穴を通せば簡単(何度も糸で失敗した末の裏技?です)。テグスをガイドにストラップの糸を通せば出来上がりです。あくまでも落下防止用で、常時首から吊るすなど負荷は掛けないほうがよさそうです。
Type-C 変換アダプタ 割れてしまった
手持ちの電源がType-Cに対応していないので、これも100均で買ってきました。
これで安心して使えます。何しろ本体が安いので、保護フィルムやストラップにお金を掛けるわけにはいきません。次はいよいよSIMカット。
タグ:スマートフォン
スマホ買い替え Huawei p20Lite [日記(2019)]
長年使ってきたXperiaZ(無印)のバッテリがヘタってきたので買い替えました。家族が使っているiPhoneも視野にあるわけですが何しろ高価、話題?のHuawei p20Liteに落ち着きました。iijのsaleでHuawei 20Liteが一括12800円!(iij契約者)。
Google、Line、Evernote、地図ロイド、広辞苑が使えれば文句はありません(そもそも使えないandoroidは存在しないですが)。
今更Huaweiもないですが、アメリカのHuawei叩きはの5G戦争の話だしトランプのパフォーマンス(G20終わったら引っ込めました)。個人用途であれば問題なかろう、第一盗まれて困る情報など皆無です(笑。Androidのアップデイトも無かったら無かったでかまわない。XperiaZはAndroid5.0にするため怪しいスタカムROMを入れたためアップデイトはありません。
XperiaZと比べてみました。メリットは黄色の部分。Ram:2→4G、cpu:1.5→2.6MHz、バッテリ:2330mAh→3000mAh、USB→Type-Cの辺りが大きいです。カメラはダブルレンズで一眼レフのようなボケが出せるようです。レンズ自体はXperiZと同じF2.2で暗い場所での撮影はそれほど得意ではないらしい。
常用アプリを入れて使ってみました。ramが2倍、cpuが1.7倍速くなったので動作は快適。XperiaZが何事においても一呼吸待たされたのですが、こちらは即答。ロック画面からのカメラ起動も速いです。
とりあえず◎な点
・USB Type-C →プラグの上下を気にしなくていいので便利
・画面が広くなった →so-netのページが広告で埋まらない、アイコンが沢山表示できる
・バッテリ →日本語変換をハードに使ってもヘタらない(Poboxのせいかも)
・ロック画面から電卓等アクセサリーが呼び出せる
・ソフトケースが付いている
とりあえず☓な点
・日本語変換のPoboxが使えない →慣れの問題でしょう、いずれapkを入れてみます
・ストラップが着かない
・アナログFMが無くなった →あればあったで便利
XperiaZ p20lite
●simカードの落とし穴!
今使っているのがマイクロで、p20Liteはnano!。変更に2000円投じるか、カッターナイフでちょん切るか?。
・導入編
・液晶保護フィルム、ストラップ編
・SIMカット編
タグ:スマートフォン
映画 レディ・プレイヤー1(2018米) [日記(2019)]
観たので一応感想を書いておきます。一言でいえば、現実世界からヴァーチャル・リアリティに逃避した人々が、結局リアリティは現実の世界にこそあるのだと悟って回帰する話です。背景は、映画のキャラクターと名シーンを借りまくって(ガンダムも登場します)仮想世界「オアシス」を作り出し、その世界で主人公の青年ウェイドと反乱軍?の少女サマンサが、仮想世界を征服しようとするIT企業の社長と戦闘(ゲーム)を繰り返します。人間は現実の世界でVRゴーグルを着けてオアシスに入るわけですが、この設定は『マトリクス』そのまま。仮想世界のゲームでアイテムや金貨を手に入れ、それを使って戦闘します。このアイテムなどは現実世界の貨幣でも買えるようで、借金がかさんで破産するとオアシスのIT企業で働いて返却するという「笑える話」です。
面白いかと言うと、CGのアクションが好きな人は楽しめると思いますが、スピルバーグの映画だと思って観ると裏切られます。CGも『ジュラシック・パーク』の新鮮さはありません(首長竜の映像には感動しました)。スラム化した地球で人々がVRに逃避するという世界観も、リアリティは現実の世界にあるという結論も、あまりに陳腐。後に仮想世界のオープンが週5日になるなど笑える話になりますが、ゲーム依存症を皮肉った映画?。
スピルバーグは、エンタメ性の強い映画(例えばインディー・ジョーンズとか)で得た収益で作りたい映画(例えばプライベート・ライアンとか)を作ったいう話を何処かで読んだことがあります。『レディ・プレイヤー1』は前者にあたるのでしょうか。21世紀に入って、スピルバーグの映画は面白いものが少なくなった様に思います。『ブリッジ・オブ・スパイ』も『ペンタゴン・ペーパーズ』も『プライベート・ライアン』『シンドラーのリスト』に比べると一回りも二回りも小粒です。『レディ・プレイヤー1』もヒットしたようですから、次作に期待です。
ガンダムだ!
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:タイ・シェリダン オリヴィア・クック
面白いかと言うと、CGのアクションが好きな人は楽しめると思いますが、スピルバーグの映画だと思って観ると裏切られます。CGも『ジュラシック・パーク』の新鮮さはありません(首長竜の映像には感動しました)。スラム化した地球で人々がVRに逃避するという世界観も、リアリティは現実の世界にあるという結論も、あまりに陳腐。後に仮想世界のオープンが週5日になるなど笑える話になりますが、ゲーム依存症を皮肉った映画?。
スピルバーグは、エンタメ性の強い映画(例えばインディー・ジョーンズとか)で得た収益で作りたい映画(例えばプライベート・ライアンとか)を作ったいう話を何処かで読んだことがあります。『レディ・プレイヤー1』は前者にあたるのでしょうか。21世紀に入って、スピルバーグの映画は面白いものが少なくなった様に思います。『ブリッジ・オブ・スパイ』も『ペンタゴン・ペーパーズ』も『プライベート・ライアン』『シンドラーのリスト』に比べると一回りも二回りも小粒です。『レディ・プレイヤー1』もヒットしたようですから、次作に期待です。
ガンダムだ!
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:タイ・シェリダン オリヴィア・クック
映画 ロスト・バケーション(2016米) [日記(2019)]
『ジョーズ』は、リゾート・ビーチの警察官が、人喰いサメとビーチの閉鎖に反対する勢力の間で揺れ動く「ドラマ」でした。サメ狩りの漁師ロバート・ショウは圧巻。『ロスト・バケーション』の方は、岩礁にひとり取り残された若い女性サーファーが、サメから逃れるサバイバル。舞台はこの岩礁、出演は女性とサメとカモメ、ストーリーはこの脱出劇。設定がシンプルなぶん映画としては難しいと思います。岩礁は満潮になると海中に没しサメに襲われるため、時間との戦いでもあります。さぁどうする?。