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読書週間 図書館事情 [日記 (2024)]

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 10/27〜11/9は読書週間です。
図書館事情
 歩いて20分ほどのところに市立図書館・分館があるので、最近の読書はもっぱら図書館と積ん読消化です。本棚は満杯で借りれば蔵書が増えることもないので好都合。netで予約して届けばメールが来るので取りに行きます。『サンショウウオの四十九日』などベストセラーは待たされますが、それ以外は2〜3日で届きます。ノーベル賞作家の韓江さんの本は、newsが流れた日はまだ枠があったのですが翌日には埋まりました(みなさん素早い!)。現在軒並みアウトで図書館の方も追加注文している様です。

 最近面白いことに気づきました。NHKの「ラジオ深夜便」、「飛ぶ教室」などで紹介された本は途端に予約で埋まります。コッチもラジオの情報で予約するわけで、あたりまえのことですが
。『老いの失敗学』『オーガニックガーデンのすすめ』『積ん読の本』『わたしのeyePhone』などがそうです。『嫉妬論』は、著者がBS「プライムニュース」にご出演 →予約が埋まりました。「深夜便」などは年配者しか聴かないわけで?、深夜便の影響は侮れません。

 貸出ベスト10を見ると、小説では『 成瀬は天下を取りにいく』が堂々1位、東野圭吾が6冊並び、次点で佐藤愛子『 九十歳。何がめでたい』には笑います。視聴覚では、1位が漫才、2~3位が桂米朝の落語、以下童謡が並びます。図書館は、どうも在宅の老人と子育てのお母さんで持っているのではないかと思います。
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書店と図書館
 本はもっぱら図書館か電子書籍で、街の書店はトントご無沙汰。書店の減少を憂慮する声があり、経産省も書店のテコ入れを検討している様です。
 書店と図書館「連携すべきだ」73%という書店活性化の新聞記事がありました。読売新聞の世論調査です。連携とは、①図書館が地元書店から購入、②図書館の本を書店で受取・返却、③図書館と書店の合同イベントの3つ。図書館と連携すれば書店は活性化されるのか?。経産省の「書店活性化のための課題(案)」に、活性化案が載っています。課題のひとつがネット業者との競合。本はnetで情報収集し、図書館で借りるかAmazon。Amazonもよほどの事が無い限りフォントが変更出来るKindle本です。②の本の受取・返却は減りつつある書店よりコンビニでしょう(堺市が実験)。

 論議すべきは書店という業態の活性化ではなく、読書離れ、活字離れ(文化庁「国語に関する世論調査」)だと思います。同調査によると読書離れの主な要因は、①スマホなどに時間を取られる 、②仕事・勉強で多忙、③視力低下などの健康問題の3つだそうです。経産省「書店経営者向け支援施策活用ガイド」は補助金のバラマキで、経産省テコ入れはこの延長線上でしょうね。
 書店の活性化 < 読書の活性化です。読書習慣が定着すれば書店も活性化されます。高校がタブレットを活用している昨今、読書の活性化のためには電子書籍は避けて通れません。書店、図書館の無い、遠い地域へも本を届けるには電子本が適しています。↑の①③からも経産省が推進すべきは
  • 電子書籍出版の助成 →絶版本の復刻、パブリックドメインの翻訳本、青空文庫などボランティアに任せない、等
  • 書店で電子書籍を販売 →ジャンルの専門性(ハードカバーに繋げる)、オーディオブックの販売
  • 図書館の電子書籍貸出推進   ・・・と勝手なことを考えます。

タグ:読書
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