映画 ペレ(1987デンマーク・スェーデン) [日記(2012)]
何がどうと云うことは無いのですが、胸にしみる映画です。
監督が『マンデラの名もなき看守』のビレ・アウグスト、主演がマックス・フォン・シドーというと、あるいはイメージ出来るかも知れません。マックス・フォン・シドーは、『第七の封印』『野いちご』『処女の泉』といったイングマール・ベルイマンの映画で有名なスェーデンの俳優です。最近は、『シャッターアイランド』『ロビンフッド』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』などで重厚な演技を見せています。
BSシネマ 素晴らしき哉人生(1946米) [日記(2012)]
先日『ステキな金縛り』というコメディーを見ていたところ、あの世の管理局公安という変な役柄で小日向文世が登場し、フランク・キャプラがどうの『スミス都へ行く』『素晴らしき哉人生!』がどうのと映画の薀蓄を語っていました。ちょうどBSで『素晴らしき哉人生!』をやっていたので早速見てみました。
タグ:BSシネマ
ライフログ LifeLog(2012年) [日記(2012)]
ライフログなる言葉があるらしいです。Wikipediaによると、
人間の生活・行い・体験(Life)を、映像・音声・位置情報などのデジタルデータとして記録(Log)する技術、あるいは記録自体のこと
というもの。
そう言えば、当blogもライフログに当たりそうです。読書のblogとしてスタートしたのですが、読書は遅々として進まず、blog更新のために映画感想文が加わり、スマホの話題が登場して、最近ではスマホで撮った絵日記が増えてきました。カテゴリーでblogを分けようかとも思ったのですが、あれこれ日々の雑事をアップロードしている間に、当blogは上記の定義に当てはまることに気がついて、そうか、これはライフログなんだ!と勝手に納得したわけです。
blogを始めて7年ほど経ちますが、blogとevernote、予定表(昔はoutlook、最近はgoogle+)を合わせると、この7年あまり何をやって何を考えてきたか概ね振り返ることができます。こんなものか!というため息も出るのですが、それほど意味深い人生を送っているわけでは無し、小市民の生活というか人生は、まぁこんなもんで十分かと納得します(笑。
2012年も色々あったんですが、blogに載せるoffの方はもうひとつでした。ダラッ~と本を読んでDVD見ただけです(笑。来年こそは!という自戒をこめて1年を振り返ると...。
映画 ステキな金縛り(2011日) [日記(2012)]
面白いと言うことで借りてきました。
コメディーです。裁判の証人にユウレイを使うというところがミソ。おまけに、このユウレイの姿が見える人、見えない人がいて、姿も見えず声も聞こえないないユウレイにどうやって人定質問するか、この辺りが見どころです。そもそもユウレイは自然人(証人)たり得るのか?というツッコミは無しです。
事件というのは、姉夫婦・竹内結子、山本耕史による妹殺し。容疑者として殺された妹の旦那・KANが捕まりますが、旦那にはアリバイがあります。このアリバイと云うのが事の発端で、殺人が行われた時間には、旅館「しかばね荘」の「歯ぎしりの間」で落ち武者の幽霊・ 西田敏行に取り憑かれ「金縛りに」あっていたというもの。
オチコボレ弁護士の深津絵里が事務所のボス阿部寛の助けを借りて、このアリバイの証明に挑みます。と書くとシリアスな法廷もの+ホラーですが、「しかばね荘」の「歯ぎしりの間」と来ますからはコメディー。落ち武者の子孫・浅野忠信や陰陽師阿倍つくつく・市村正親、果てはあの世の管理局公安・小日向文世が登場し、もうドタバタです。
喜劇で終わらせるのは勿体ないので、阿部寛を殺してあの世に送り込み、深津絵里の亡くなった父親・草彅剛をこの世に呼び戻し、この世とあの世をつないで、人は亡くなっても繋がっているんだよみたいな人情物に仕上げています。これは落語ですね。
三谷幸喜は『ザ・マジックアワー』というのも見ましたが、どちらもなかなかオモシロイです。
監督:三谷幸喜
出演:深津絵里 西田敏行 阿部寛 中井貴一
山本兼一 火天の城 [日記(2012)]
『火天の城』は、尾張の宮大工(番匠)岡部又右衛門とその息子以俊を主人公に、織田信長が琵琶湖の東岸、安土に建てた安土城の建造物語です。安土城は1576年に建造され、明智光秀の謀反によって1582年?に天守閣が焼失、1586年に廃城となり現存していません。“地下1階地上6階建てで、天主の高さが約32メートル”の豪壮なもので、復元図、復元模型を見ると、天守が六角の構造物の上に金箔を置いた和風の館が乗るという斬新なデザインの城です。姫路城に代表される、天守閣を持った城郭の最初がこの安土城だったようです。小説の中で、イエズス会の宣教師が天守閣の名前が天守=天主=神(デウス)だとツッコミを入れていますが、天守(主)閣はどうも信長の発明のようです。神の如く、天守から世界を睥睨すると云うことでしょう。
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BSシネマ 武士の一分(2006日) [日記(2012)]
藤沢周平、山田洋次ですから、観客の涙と拍手を取るツボは心得たものです。海坂藩の下級武士を主人公に、つましい暮らしの中で若い武士とその妻との愛を、適当に立ちまわりも入れて人情ものに仕立て上げます。
山田洋次の三部作をみると、三本とも共通の「型」から成り立っています。
・観客の目線に近い冴えない下級武士を主人公にとり、庶民の哀感を前面に押し出す
・この何処にでもいそうな武士が、実は隠れた才能=剣の腕を持っている
・妻または武士の恋人を配置し、最後はhappy endになる悲恋を用意
・武士にとっては災難でもある事件を用意し、実は隠れた才能=剣の腕で乗り切る
・最後は、よかったよかった
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映画 ホワット・ライズ・ビニース(2000米) [日記(2012)]
ハリソン・フォードが悪役を演じると云う珍しい映画です。“What lies Beneath”ですから、「何かが下にいる」ということになります。
あれれ、監督が先日見た『キャスト・アウェイ』のロバート・ゼメキスでおまけに制作も同じ2000年。1年に2本はやっつけ仕事になりません?。
登場人物は、大学教授のノーマン(ハリソン・フォード)と専業主婦のクレア(ミシェル・ファイファー)のほぼ2人。この2人によるサイコ・スリラー + ホラーです。