ミスベスなど、今年のベストテンやベスト3が発表される季節となった。今年の読書を振り返って、私なりのベスト3を挙げてみたい。今年の読書は、電脳系、工作系を除いて新旧再読ありで38冊。例年になく新刊ハードカバーに手を出した。

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03/26
  • メディア: 単行本


本年の毎日出版文化賞受賞作。文句無く面白かった。
http://blog.so-net.ne.jp/e-tsurezure/2005-11-27

旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三

  • 作者: 佐野 真一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本


渋沢敬三の生き方に正直感動した。1980年代の発刊だが今読んでも少しも古いとは思わない。再読に耐えうるノンフィクション。
http://blog.so-net.ne.jp/e-tsurezure/archive/20051024

半島を出よ (上)

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: 単行本


これも本年の毎日出版文化賞受賞作。少し時流(北朝鮮問題)に乗ったところもあるが、エンターテイメントして堪能できる。
http://blog.so-net.ne.jp/e-tsurezure/archive/20050509

次点

阿片王 満州の夜と霧

  • 作者: 佐野 眞一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/07/28
  • メディア: 単行本


満州ものは好み。「半島を出よ」とどっちにしようかと迷ったが、こちらを入れるとノンフィクションばかり、佐野真一が二冊入るので次点。
http://blog.so-net.ne.jp/e-tsurezure/archive/20050820

読書として、はけっこう恵まれた1年だった、満足。

【2005年4月以降の読書】