映画館で見損なったリドリー・スコットの『ロビン・フッド』、DVDになったので早速借りてきました。
 冒頭、獅子心王リチャード1世が出てきて、ロビン・フッドは12世紀に活躍した(ということになっている)人物なんですね。このイングランド王リチャード1世はフランス王フィリップ2世と共に十字軍に参加していたんですが、仲たがいして現在は敵同士。フランスで城攻めの最中戦死してしまいます。後継は弟のジョンなんですが、このジョンは裏でフィリップ2世と手を結んでいるという奇奇怪怪。おまけに後にはフィリップ2世と戦争に突入して負け、税金を値上げして?貴族から『ええかげんにセエ!』と言われて危うく王権を失いかけます(マグナ・カルタ)。マグナ・カルタが出てくるとおぼろげながらそんな時代なんだと納得しますね(高校の世界史で習います)。
 こうした背景で義賊ロビン・フッドが活躍します、なるほど。