少し古いが日経ビジネス10月31日号の特集「ネット消費の真の支配者」は面白かった.世の中では当たり前の話かもしれないが,日経ビジネスの一般読者としては,遅まきながら目からウロコの特集だった.曰く
「人はネットを検索する時,入力した『言葉』で秘めた欲望をさらけ出す.『言葉は』新たな価値を持ち,ナノ経済の基軸通貨になった.そして『言葉』への投資が始まった.」
少し古いが日経ビジネス10月31日号の特集「ネット消費の真の支配者」は面白かった.世の中では当たり前の話かもしれないが,日経ビジネスの一般読者としては,遅まきながら目からウロコの特集だった.曰く
「人はネットを検索する時,入力した『言葉』で秘めた欲望をさらけ出す.『言葉は』新たな価値を持ち,ナノ経済の基軸通貨になった.そして『言葉』への投資が始まった.」
amazon.comで「国家の罠」を検索すると、「こんにちはe-徒然草さん(私のこと)」と出る。新商品の広告があって「おすすめ商品」に「フーコーの振子」がある。これは先週ウンベルト・エーコの本を買ったためである(amazonには悪いが既に持っている)。「国家の罠」をクリックすると「この本を買った人はこんな本も買っています」と同じ著者の「国家の自縛」や鈴木宗男の「反乱」が表示さる。また過去に検索した書籍の一覧が表示され、ご丁寧なことに、amazonで買った書籍を古本として売れば幾らになるかまで教えてくれる。これらのメッセージは、当然マス(mass)に向けたメッセージではなく私個人に宛てたメッセージである。マスメディア、マスコミュニケーション、マスマーチャンダイズと云う言葉が死につつある。これがgooglezon(=google+amazon.com)ということらしい。CUSTOMER SATISFACTIONから確実にON DEMANDの時代になってきた。