篠田正浩監督『スパイ・ゾルゲ』オフィシャルページ
 映画『スパイ・ゾルゲ』を観ました。スパイ活動に無線通信は欠かせませんが、boatanchorファンとして幾つか面白い場面があったので、感想文とは別に追記します。
版権の都合で画像を載せられませんが、個人で的に面白い描写があるので書いておきます。

(1)宮城与徳、マックス・クラウゼン 真空管を買う
 
 無線通信機を組み立てるために、露天で真空管など部品を買い求めるエピソードがあります。真空管とバリコンを買っています。真空管は試験器に挿してみて性能を確認して買って買っています。真空管のヒーターがほんのり点灯しますが、なかなか芸の細かい描写です。真空管も『茄子管』と云われるものですね。当時は(今でもヤフオクは似たようなものですが)真空管は試験してみ買ったのでしょうか?

(2)ゾルゲの無線設備
この映画のオフィシャルページにゾルゲとマックス・クラウゼンが無線通信をする画像があったと思います。コイルがむき出しになった送信機とプラグインコイルのようなものを付けた受信機が見えます。この送信機は他の場面でも出てくるのですが、受信機の全貌が拝めません。IFTが付いていないからオートダイン受信機でしょうか?