アメリのジャン=ピエール・ジュネです。アメリも相当ヘンな映画でしたがこちらはもっとヘン。

 主演がドミニク・ピノン。この人はアメリでも、アメリの勤めるレストランに毎日やってくる不思議な叔父さんで出演していました。どうも監督お好みの俳優らしく、ジャン=ピエール・ジュネの常連です。このドミニク・ピノン演じるルイゾンが、求人広告を見て肉屋にやって来るところから映画は始まります。パリか何処かの廃墟に店を構える肉屋が売っているのは、なんと人肉。求人広告で釣って肉にして売るんですねぇ。

 痩せているので商品価値が無いんですが、肉屋の入るアパートの管理人としてまぁ何とか採用。で映画は、ルイゾンがアパートの奇妙な住人を紹介するという構成になっています。