クリクリのいた夏のジャン・ベッケル、ジャック・ヴィルレのコンビです。
フランスの片田舎で教師をするジャック(ジャック・ヴィルレ)は素人芸でピエロとして舞台に立つのが趣味。彼の息子は、そんな父親を苦々しく思っています。そうですよね、スポーツが得意とかだったら自慢の父親にもなるでしょうが、赤い鼻を付けて皆の前で道化を演じるのですから、息子としては複雑な心境にもなろうというものです。そんな彼に、父親の友人で帽子屋のアンドレ(アンドレ・デュソリエ)が、父親ジャックがピエロとなったいわれを語って聞かせます。