NY23分署の刑事の3日間?を描いた警察ものですが、ちょっと毛色の変わった映画です。
 刑事のマディガン(リチャード・ウィドマーク)と ボナーロ(ハリー・ガーディノ)は、殺人容疑者を逮捕に行き、逆に拳銃を奪われ取り逃がすという失態を演じます。容疑者と一緒にベットにいた女性の裸体に幻惑されたというお粗末。このふたりは優秀な刑事という設定ですが、刑事も人間だと言いたいのかどうか。

 マディガンは捜査のためには暴力を振るうような刑事として描かれ、彼の元上司は、「マディガンはオレより上等な服を着て上等なランチを食っていた」と癒着ぶりを非難します。マディガンが成長?すると、『ダーティーハリー』のキャラハンになるのでしょう(監督はどちらもドン・シーゲル)