2012年の日本アカデミー賞総なめという「傑作」です。生後4ヶ月で誘拐され、4歳まで誘拐犯に育てられた女性の物語です。「女性の女性による女性のための映画」です(笑。劇団ひとり”をはじめ、男性も登場するのですが、脇役というより端役に過ぎません。

物語1(希和子と薫の物語)
 不倫の果てに堕胎し、子供が産めなくなった希和子(永作博美)は、不倫相手の赤ん坊を誘拐し薫と名づけて育てます。かけこみ寺である女性ばかりのカルト教団に助けを求め、発覚を恐れてカルト教団を逃げ出した母子は小豆島の製麺工場に安住の地を見つけます。小豆島で偶然撮られた写真が全国紙に載ったことで誘拐が発覚し捕まります。