よくあるベスト10です。
一作家一作品を原則としました。
数字は順位ではありません。
今後の読書で入れ替わります。       私の読書室はこちら

◆国内ミステリー・冒険ベスト10
1 佐々木譲 エトロフ発緊急電・・・太平洋戦争前夜のスパイ物語。登場人物の造形が秀逸(山本周五郎賞,推理作家協会賞,冒険小説協会大賞)。
2 福井晴敏 終戦のローレライ (吉川英治文学新人賞)。
3 村上 龍 半島を出よ(毎日出版文化賞)
4 船戸与一 砂のクロニクル・・・クルド人の独立戦争に荷担する日本人の物語(山本周五郎賞)。
5 宮部みゆき 本所深川ふしぎ草紙・・・本所深川の七不思議を人情味豊かに謳いあげた時代ミステリー。
6 桐野夏生 OUT・・・弁当工場で働くパート主婦の想像を絶する犯罪(98年日本推理作家協会賞)。
7 奥泉光 「我が輩は猫である」殺人事件
8 高橋克彦 写楽殺人事件・・・写楽の正体解明と現在が交差するミステリー(第29回江戸川乱歩賞)。
9 天藤真 大誘拐・・・犯人と被害者の立場が逆転してゆくユーモアミステリー。
10 井沢元彦 猿丸幻視行・・・日本版「賢者の石」、タイムトラベルミステリー。(第26回江戸川乱歩賞)。

*佐々木譲の三部作(エトロフ発緊急電、ベルリン飛行指令、ストックホルムの密使)はお勧めです。③は面白かったです、毎日出版文化賞貰っています。船戸与一は「蝦夷地別件」など小説もいいですが、「国家と犯罪」というノンフィクションも捨てがたいものがあります。本所深川ふしぎ草紙は時代物が満席となったのでこちら。宮部みゆきは「理由」などを入れるべきでしょうね。横山秀夫は一冊しか読んでいないので入れておりません。

全体に、新しいもの、blog内でリンクが張れるものに差し替えました(2009/09/03)