男と女 II

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


男と女』と『男と女Ⅱ』はクロード・ルルーシュの現実の映画、『男と女(アンヌ版)』とは『男と女Ⅱ』の中でアンヌがプロデュースした架空の映画です。ややこしいですが。

 クロード・ルルーシュ、フランシス・レイ、アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャンですから、(何処かに書いてありましたが)完全に同窓会です。原題が“UN HOMME ET UNE FEMME:20 ANS DEJA”ですから、『男と女』の20年後を描いています。『男と女』はサン・ラザール駅でジャンとアンヌの抱擁で終わっていましたが、その後20年経ったふたりの出会いが描かれます。
 アンヌは映画プロデューサーとなり、娘のフランソワーズは女優、ジャンはレーサーを引退してレーシングチームの監督をしています。アンヌにはTVキャスターの恋人が、ジャンにも若い恋人がいます。ジャンの恋人とは、何と息子の嫁さんの妹!(何もこんな設定しなくともいいと思うんですがネェ)。しかしこの恋人がストーリー上重要な意味を持ちます。

 アンヌが娘のフランソワーズを起用し、巨費をかけて製作した映画がメディアから酷評され興行的にも失敗します。落ち込んだアンヌは『人生の谷間』で『美しい思い出』を映画にしようと20年ぶりにジャンを呼び出すところから『Ⅱ』が動き出します。映画は、若き日のアンヌとジャンの恋=『男と女』の映像をフラッシュ・バックに、1986年のアンヌとジャンの恋が進行します。