原作、脚本が卵をめぐる祖父の戦争のデイヴィッド・ベニオフ です。
『卵をめぐる祖父の戦争』は、100万人もの犠牲者を出したレーニングラード攻防戦を、ウェディングケーキを焼くために卵を探す旅という斜めからの視点で捉えた好編でした。
 『25時』(原作はまだ読んでません)は、懲役7年の判決を受け収監されるまでの25時間を描くことによって、懲役7年の刑を受けるに至った過去と刑務所での7年をはさむ主人公の未来をも描くという、これもちょっと斜めに構えた構成をとっています。

 主人公は麻薬の密売人モンティ( エドワード・ノートン)。私立高校の奨学生となって順調な人生のスタートを切るはずだったモンティは、何処をどう踏み外したか麻薬の売人。密告によって自宅から麻薬が押収され7年の懲役刑となります。映画は収監までのモンティの25時間が描かれます。