何がどうと云うことは無いのですが、胸にしみる映画です。
 監督が『マンデラの名もなき看守』のビレ・アウグスト、主演がマックス・フォン・シドーというと、あるいはイメージ出来るかも知れません。マックス・フォン・シドーは、『第七の封印』『野いちご』『処女の泉』といったイングマール・ベルイマンの映画で有名なスェーデンの俳優です。最近は、『シャッターアイランド』『ロビンフッド』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』などで重厚な演技を見せています。

 スェーデンからデンマークの農場に出稼ぎに来た、父と子の物語です。こちらによると、父と子がたどり着いた先は、スェーデンの南の端、バルト海に浮かぶボーンホルム島。酪農の島だそうで、父子も農場で牛の世話をすることとなります。