原題:はBella Martha、英題はMostly Martha。
 リメイク→オリジナルの順に見るのは邪道だと書いたばかりで、またまた『幸せのレシピ(2007)』のオリジナルを見ました。NHKが放映してくれるのでありがたく鑑賞、この後『決断の3時10分』が控えてますが、これも見ます(笑。

 『幸せのレシピ』はキャサリン・ゼタ=ジョーンズに見惚れていたので、シェフのラブストーリー以外の細部は目に入らなかったんですね。ドイツ版はヒロインのマルティナ・ゲデックもきれいなんですが、こっちを見て、「食」というものが主題なんだということが恥ずかしながら改めて分かりました。オリジナルの方が映画の構造がはっきりしています。

 ポイントは、ドイツとイタリアなんですね。リメイク版でも、イタリア料理のシェフが登場しますが、舞台がNYか何処かで、イタリア系アメリカ人。オリジナルではこれがイタリア人です。さらに、ヒロインのマーサ(リメイクではケイト)の姪の父親がイタリア人という設定です。