選んでみているわけではないのですが、ここのところ『リンカーン』『グローリー』と奴隷解放映画が続いています。有名な「アメイジング・グレイス」という歌は、元奴隷船の船長にによって作詞されたということを初めて知りました(作曲者は不詳)。この曲をネタ元に、奴隷貿易廃止に貢献した英国の国会議員ウィリアム・ウィルバーフォースを描いた映画です、だそうです。

 奴隷というとアメリカの黒人奴隷を連想しますが、その奴隷をアフリカからアメリカ、西インド諸島に運んでいたのがポルトガル、イギリスです。フランシス・ドレークも、元をたどれば奴隷船の船長のようです。
 アフリカの西海岸には、象牙海岸、黄金海岸とともに有名な「奴隷海岸」という地名があります。奴隷が貿易の産品として取り扱われていたわけで、「奴隷貿易」という言葉も存在します。