映画と対応したアウンサンスーチーの履歴です(wikipediaからの抜き書)。映画もこの履歴に忠実に作られています。
1988年 4月:病気の母を看護するためビルマに帰国
8月:8888民主化運動、シュエダゴン・パゴダ前集会で50万人に向け演説
9月:国軍がクーデター、国民民主連盟(NLD)の結党に参加
1989年 7月:自宅軟禁
1990年 5月:総選挙、アウンサンスーチーの率いる国民民主連盟が大勝
1991年12月:ノーベル平和賞を受賞
1995年 7月:自宅軟禁から解放
1999年 3月:夫マイケル・アリス癌で死亡
2000年 9月:自宅軟禁
ミャンマー民主化運動のシンボルですから、政治色の濃い映画かとおもったのですが、「引き裂かれた愛」とタイトルにあるように家族愛の物語です。
スーチーの夫は、イギリス、アメリカ政府にロビー活動をし、ノーベル賞獲得の運動までして彼女の命を守ろうとします。1991年に、スーチーにノーベル平和賞がもたらされ、出国できない彼女に代わって夫と子供が授賞式に出席し、長男がスピーチします。このスピーチをBBCの海外放送で聞く辺りが見せ場です。夫は、妻と会えないまま癌で亡くなります。
出演:ミシェール・ヨー デヴィッド・シューリス