原作を読んで、立て続けにDVDを観ると、どうしても活字の世界に引っ張られて純粋に映画として楽しめません。ダイモンが次々に変身したり、よろいグマ＝イオレク・バーニソンの活躍など見せ場はそれなりにあるのですが、原作が邪魔をして「違うんじゃない？」とついツッコミを入れたくなります。異世界のロンドンの映像や羅針盤、幻灯機（映写機）などの小道具の描写などは（当たり前ですが）映画の方に分があります。
ライラを演じるダコタ・ブルー・リチャーズとニコール・キッドマンのイメージはインパクトがありますね。ダコタ・ブルー・リチャーズはかわいさより、賢さ、時にふてぶてしいまでの芯の強さを好演しています、次作が楽しみ。第2部を読んでもこの二人のイメージから逃れられないと思います。
監督：クリス・ワイツ
キャスト
ライラ・ベラクア：ダコタ・ブルー・リチャーズ
アスリエル卿：ダニエル・クレイグ
コールター夫人：ニコール・キッドマン
セラフィナ・ペカーラ：エヴァ・グリーン
イオレク・バーニソン：イアン・マッケラン（声の出演）