<『ベルリン飛行指令』から零戦搭載無線機を想像する>の↓の写真で、無線機のコントローラーと想像した機器ですが、どうやら、『ク式空3号帰投方位測定器』のコントローラーの様です。ここで判明しました。

横浜旧軍無線通信資料館様によると『一式空3号無線帰投方位測定器』↓の画像があり、方位測定用のメータがコクピットの計器盤にあり、ジャイロ・アンテナを回すレバーが別にあった様です。初期においては(おそらく)↑の様なコントローラーを搭載していたのではないかと想像します。


スペックは下記の様です(横浜旧軍無線通信資料館様)
受信周波数:長波170-460KHz,中波450-1,200KHz
受信機構成:スーパーヘテロダイン方式(13球)
電源:直流変圧器(入力12V)
空中線:枠型(ループ)回転式及び固定式(方位決定用)

ここの情報から、コントローラーの機能は下記の様になります。左下のハンドルの用途が不明です。