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ボーン・アルティメイタム [日記(2008)]


ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD


 『アイデンティティー(正体)』→『スプレマシー(覇権)』→『アルティメイタム(最後通告)』と続くジェイソン・ボーン3部作の第3部です。ラドラムの原作では、『最後の暗殺者』にあたります。ボーンがいよいよ本拠地NYのCIAに乗り込み、自分のidentityを取り戻し、暗殺を差し向ける敵と戦います。
 ボーンを追う新聞記者の口から、ボーンは氷山に一角に過ぎず本命は『ブラックブライアー(黒薔薇)作戦』なる謎のCIAの作戦であることが語られ、記者はCIAの口封じにあって死ぬことから『アルティメイタム』は幕が開きます。『アルティメイタム』で新たに登場するのが、ノア・ヴォーゼン(CIA局長)で、前作のボーン + パメラ(CIA) vs.アボット(CIA)の構図がボーン + パメラ vs.ヴォーゼンに変わります。
 
 ボーンシリーズは(原作の知りませんが)記憶喪失に陥ったジェイソン・ボーンが自分の過去を解明していくうちに、自分を巻き込むトレッドストーン作戦、ブラックブライアー作戦の謎を解明し、CIA内部に巣くう悪を退治してゆく物語なわけです。と云ってしまっては身もふたもありませんが、ボーンとCIAの闘いを、ヨーロッパとNYを舞台に、伝統的な格闘とカーチェイスに加えITを使ったマンハントなどスピード感あふれる映像にまとめ上げたことが、人気の秘密でしょうか。

 イギリス全土で数百万台の監視カメラがあり、実際ロンドンで行動すれば5分に1回監視カメラにひっかかるらしいのですが、この事実を踏まえてCIAがを監視カメラの映像でボーンの動きを追うシーンが数多くあります。これは映画にスピードと臨場感を与えたうまい手法だと思います。マドリッドで、CIAの殺し屋が拳銃と携帯電話をかざして部屋に突入する場面は、笑ってしまいます。その映像をロンドンだかベルリンで見ながらヴォーゼンが指示を出し、ボーンにやられて映像が途切れあたふたするシーンを見ると、これはもうエスピオナージの世界とは違う世界の話ではないかと思ってしまいます。

監督:ポール・グリーングラス
キャスト:
ジェイソン・ボーン : マット・デイモン
パメラ:ジョアン・アレン
ニッキー:ジュリア・スタイルズ
ノア・ヴォーゼン:デヴィッド・ストラザーン


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