The Secret Speech

  • 作者: Tom Rob Smith
  • 出版社/メーカー: Simon & Schuster Ltd
  • 発売日: 2009/04/06
  • メディア: ハードカバー


 『チャイルド44』に続くトム・ロブ・スミスの『The Secret Speech』が発売されていますね、海外の話ですが。『チャイルド44』は1953年のスターリン死去の年の物語で、フルシチョフの登場で終わっています。国家保安省のかつての上司は、スターリン体制の崩壊とともに別の少佐に変わっています(ベリア失脚のあおりをくったのですね)。その新しい少佐はレオに云います。

『今や新しい時代だ、レオ。われらが指導者フルシチョフは、捜査の過程できみが直面した問題はすべてスターリン主義者もたらした弊害と考えている・・・。』

権力に与する人間の変わり身の速さです。

 The Secret Speechはレオの1956年の物語の様です。

Leo has already survived a similar riot on a prison ship and, having escaped from the gulag, he is plunged into a series of adventures that take him eventually to Budapest and the Hungarian uprising.

ちょい意味不明ですが、ハンガリー動乱がベースになっている様です。アマゾンで入手可能ですから、英語に堪能な方は一足早く読めますね、うらやましい。趣味のエレクトロニクスのマニュアルなら何とか読めますが、小説はお手上げ。