タイトルが「黄色い星の子供たち」ですから、ジャン・レノが登場するファンタジーか何かだと思っていました。原題はLa Rafle(仏)、The Round Up(英)で、netで翻訳すると rafle=襲撃、急襲、round up=かき集める、狩り出すと出ます。原題通り、ナチによるユダヤ人「狩り」というファンタジーどころか恐ろしい映画でした。
 子供の登場するホロコーストと云うとロベルト・ベニーニの「ライフ・イズ・ビューティフル」を思い出します。「ライフ・イズ・ビューティフル」は泣きませんでしたが、「黄色い星の子供たち」には目頭が熱くなります。ホロコーストに子供を絡ませるのは、だいたい「卑怯」です、だれでも泣きます。当時、ユダヤ人を区別するために6歳以上のユダヤ人には胸に黄色い星の縫い取りを付けさせたんですね。よって「黄色い星の子供たち」です。