先日ドストエフスキーの『罪と罰』を読んでいて、主人公のラスコーリニコフのフルネーム“ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ”で露語のイニシャルがppp、反転させると666。これは「ヨハネの黙示録」の獣の数字であるとかいう解説記事に出会い、ダミアンだ!『オーメン』だ!⇒で見てみました(短絡的)。
omenを辞書であたると、前兆、兆し、警告と出ます。当然、死が蒼ざめた馬に乗って現れ、七人の天使がラッパを吹き鳴らすあの「黙示録」の世界の「兆し」。これは面白そう。
事件1:ダミアンのベビーシターが、「ダミアンわたしを見て!」とか何とか言って公衆の前で首吊り自殺を図る。事件2:頼みもしないのに新たなベビーシッターが現れ、ダミアンを守るが如く山犬が住み着く。事件3:キャサリンがダミアンを動物園に連れて行ったところ、キリンは逃げ出しヒヒに襲われる。事件4:神父が現れ、ダミアンの母親は山犬でありダミアンは「悪魔の子」であるとを告げる。また、キャサリンの妊娠を明かし、ダミアンを殺さないとキャサリンの命が危ないことを予言し、イスラエルのエクソシストを訪ねることを勧める。事件5:ダミアンのイタズラによってキャサリンは2階から落ち、流産する。これは神父の予言通りだった。
『オーメン2/ダミアン』(1978年)『オーメン/最後の闘争』(1981年)『オーメン』(2006年)・・・リメイク