1979年に発生したイランアメリカ大使館人質事件を描いたもので、2012年度のアカデミー賞・作品賞・脚色賞・編集賞に「輝いて」います。
1979年のイランは「イラン革命」の真っ最中。パーレビ国王を追い出してイスラム国家を樹立します。このパーレビが病気治療を目的に米国に入国し、イランはパーレビの引渡しを要求して大使館に突入し52人の大使館員を人質に取るという事件でした。イラン革命とこの事件のことは覚えている方は多いと思いますが、事件の影でもう一つの事件「カナダの策謀」があったことは初めて知りました。『アルゴ』はこの「カナダの策謀」の映画化です。