『輝く日の宮』という源氏物語の歴史ミステリを読んで『時の娘』を思い出し、amazonで検索してみました。ありました→kindle版もあるじゃないですか。右端に1-Clickのボタン、思わず...。
 その時は思いとどまったのですが、後日、けっきょく米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』をダウンロードし、増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』まで買ってしまうという始末。

 この「1-Click」というのはクセものです。wikipedia検索は遅いくせに、1-Clickのダウンロードだけはやけに速い。kbpsとMbpsの差程あります。時と場所を選ばず読みたい本が手に入るというのは、正直怖いです。「カスタマーレビュー」で促されて、クリックしてしまいそう。「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というのも怖い。『時の娘』検索ページには、まるでこちらの心を見透かしたように『寒い国から帰ってきたスパイ』や『フロスト』や伊藤計劃が並んでいます。
 林望『謹訳 源氏物語 十』も発売されたようですし、またまた物欲が...。