原題は、Wait Until Dark。オードリー・ヘプバーン主演の有名なサスペンス映画です。ヘプバーンのサスペンスには『シャレード』があります。『シャレード』は、富豪の夫が謎の死を遂げ、謎が謎を呼び誰が味方で誰が敵なのかわからないという映画です。『暗くなるまで待って』にはそういう仕掛けは無く、悪人がオードリー・ヘプバーンを追い詰めるという極単純なサスペンスです。単純ですが、オードリー・ヘプバーンが盲目という設定が凝っています →よって、「暗くなるまで待って」。

 カメラマンのサム(エフレム・ジンバリスト・Jr)は空港で女性から人形を預けられます。胴体に麻薬を縫い込まれたこの人形を巡って、サムの妻スージー(オードリー・ヘプバーン)に危機が迫るという設定です。