SO-02E アップデートの失敗

　アップデートを失敗したのではなく、アップデートをしたことが失敗だったという話です。 

　11/27にSO-02Eソフトウェアのアップデートのアナウンスがありました。android4.4.4になるらしいというnetの情報もあり（実はガゼ）、素直にアップデートしたのですが、これがつまづきの元。見事rootの穴が塞がれました。新ビルド番号は10.5.1.B.0.68です。rootを取って不要アプリを削除、TWRPでバックアップを取りMVNOテザリングまでこぎ着けた苦労が水の泡。

　バックアップがあるので再度rootを取ってTWRP導入→restoreすれば何とかなりそうです。rootを取るためには、10.5.B.0.410に戻す必要があります(10.5.B.0.68ではrootが取れない)。

◆ 10.5.B.0.410ファイルは何処に？

　10.5.B.0.410をFlashtoolで焼けばrootが取れて元に戻せます。アップデートはPCでやったので、元のファイルが残っている筈と探したのですがftfファイルが見当たりません。

 

C:\ProgramData\Sony Mobile\Update Engine\db\13740270\blob_fs

 

にあるはずなのですが、ProgramDataというフォルダが存在しません　→何のことはない「隠しフォルダ」でした。ここにあるファイルをFlashtoolのTool→Bundles→FILESET Decryptで1個のftfにまとめます。一度やったことがあるのですが忘却→備忘録です。

Flashtoolを立ち上げ、Available filesにあるFILEをFiles to convertの窓に移してConvertを押せば、Flashtoolのfirmwaresのフォルダに格納されます。

　

 

◆ rom焼き

　久々のrom焼きです。設定は、

Wipe　→チェックを入れると端末のデータが初期化される

Exclude　→チェックを入れた項目が焼かれる、kernelだけ焼きたい場合は、カーネル以外すべてにチェックを入れる

どうせバックアップを書き戻しますから、全部初期化。Wipeにチェックを入れて、Excludeのチェックは全部外しました。今回も《XperiaにおけるAndroidアプリ考察》さんのサイトに全面的に依存しています、ありがとうございます。

　用意ができたらFlashボタンを押し、表示が出たらボリュームDOWNを押しながらUSBケーブルを接続すると焼けます（端末の電源は落としておく）。

 

　

                                      これが出る！ 

 　10.5.B.0.410に戻って、《キューブ実験室さん》のrootkitXperia_20140719でrootが取れ、TWRPをインストールしてバックアップを書き戻し一件落着しました。

 

　今回の教訓

　1)　安易にアップデートはしない　→情報収集してから

　2)　バックアップはまめに取っておく

 

 　「利用可能な本体ソフトの更新があります」と出るのが鬱陶しいですが、元に戻ってよかった。バックアップを取っておいて本当によかったです。