「岩伍覚え書」「陽暉楼」を読んだので、映画「陽暉楼」を見てみました。
 宮尾登美子の「土佐もの」は東映によってさかんに映画化されています。

鬼龍院花子の生涯(1982) ⇒鬼龍院政五郎(興行師)・・・仲代達矢、監督:五社英雄
陽暉楼(1983) ⇒太田勝造(芸妓娼妓紹介業)・・・緒形拳、監督:五社英雄
櫂(1985) ⇒富田岩伍(芸妓娼妓紹介業)・・・ 緒形拳、監督:五社英雄
夜汽車(1987) ⇒田村征彦(博徒)・・・萩原健一、監督:山下耕作
寒椿(1992) ⇒富田岩伍(芸妓娼妓紹介業)・・・ 西田敏行、監督:降旗康男

こちらでも書きましたが、原作は宮尾登美子ですが中身は東映が得意とする「任侠もの」です。なかでも女衒・富田岩伍が登場するものが5本のうち3本、岩伍の人気の高さが伺えます。