映画 | シーズン1 | シーズン2 | |
犯人 | ウィリアム・H・メーシー スティーブ・ブシェミ、ピーター・ストーメア | 保険セールスマン・レスター 殺し屋マルヴォ | 美容師ペギー、夫で肉屋の店員エド |
被害者 | 警官 | レスターの妻、警察官 | ギャングのゲアハルト家の三男 |
警察 | 女性警官マージ(フランシス・マグドーマン) | モリー(ミネソタ州ベミジー署の副署長) | ルー(ミネソタ州ルヴァーンの警官) |
ツッコミ | 殺し屋マルヴォ | カンザスシティーのギャング、ミリガン |
シーズン1(S1)は、レスターとマルヴォの殺人を女性警官モリー(アリソン・トルマン)が追うドラマでしたが、S2は若き日のモリーの父親・警官のルー(S1で”ルーのダイナー”の主人、幼い日のモリーも登場)が、美容師ペギー、夫で肉屋の店員エドの殺人、正確には轢き逃げと死体遺棄を捜査する話です。
今回の舞台もアメリカ北部ミネソタ州。ギャング「ゲアハルト一家」の三男がレストランで従業員と客3人を殺し、逃げる途中でペギー(キルスティン・ダンスト)の車にハネられます(このシーンでUFOが現れますw)。夫で肉屋の店員エド(ジェシー・プレモンス)はペギーの轢き逃げを隠蔽するため、ハネた男の死体をミンチにします。この「ミンチ」は映画『ファーゴ』へのオマージュ?です。ミネソタ州警察のルー(パトリック・ウィルソン)とルーの義父で地元保安官ハンク(テッド・ダンソン) がレストランの殺人事件の捜査を開始し、ペギーとエドの犯罪を炙り出します。一方でゲアハルト一家のボスが倒れ、その縄張りを狙ってカンザスシティーのギャングが買収を持ち掛け、ギャング同士の抗争に発展します。ルーがペギーを追い詰めるストーリーにギャングの抗争が絡み、最後はひとつなって大銃撃戦、何故かUFOが登場。と言うストーリーです。ラストでハンクがルーに言います「報告書にUFOを書くのか?、触れな方がいいかもな」と。S2はUFOに始まってUFOで終わります。
このシリーズでは、犯人役に[ウィリアム・H・メーシー][マーティン・フリーマン][キルスティン・ダンスト]と憎めないキャラクターを起用し、彼らの演技が血生臭いストーリーをブラックコメディーに変えます。もうひとつが饒舌というかツッコミ。S1では[ビリー・ボブ・ソーントン]演じる殺し屋マルヴォが箴言を混ぜたツッコミを入れます。S2ではこの役割を担うのがカンザスシティーのギャング・ミリガンです。ふたりのセリフはドラマそのものへのツッコミで、楽しめます。S1のビリー・ボブ・ソーントンの演技は一見の価値あり。彼には『バッドサンタ』(製作はコーエン兄弟)という名作?があります。
と言うわけで、ドラマ『ファーゴ、シーズン1、2』はオススメです、PrimeVideoにあります。
出演:アリソン・トルマン、キルスティン・ダンスト、ジェシー・プレモンス、パトリック・ウィルソン、テッド・ダンソン、
出演:アリソン・トルマン、キルスティン・ダンスト、ジェシー・プレモンス、パトリック・ウィルソン、テッド・ダンソン、