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映画 インディー・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年米) [日記(2009)]


インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]

インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD


 インディー・ジョーンズにしろダイハードにしろ、シリーズものがマンネリズムに陥ることは宿命です。むしろ、マンネリズムこそがシリーズの楽しみなのだと思います。マンネリズムと云うとイメージが悪いですが、いわば様式美ですね。毎回完成された様式に則って物語が進行し、様式に則って終わる安心感こそがシリーズものの魅力でしょう。その極めつけが『寅さん』ではないかと。従ってこのインディー・ジョーンズ第4作『クリスタル・スカルの王国』も、見ていて楽しいマンネリズムに満ちています。
 第1作、第3作で敵役だったナチは、1957年の設定の第4作ではソ連KGBに置き替わっていますが、ジョーンズ教授とKGBの聖櫃、聖杯に替わるクリスタル・スカル争奪戦は『またか』と思いつつ安心して楽しめます。第3作ではショーン・コネリーがの父親役で登場し、インディとのからみに新味を出しましたが、第4作ではなんとインディの子供マットが登場します。第1作のヒロイン(マリオン)との間に出来た子供いう設定で、カレン・アレンもおばさんながらしっかり出ています。活劇シーンや水晶髑髏の謎は何時ものパターンで手に汗を握るほどでは無いのですが、祖父と父の構図が父と子の構図に引き継がれていることが本編の魅力でしょうか。我子と分かった途端インディが口うるさい親父に変貌するシーンは笑ってしまいます。
『ダイハード4』もそうですが、かつてのヒーローが成長した我子に振り回される父親となり、なおかつヒーローとして存在しないとシリーズは成立しない、この辺りが面白いところです。

 時代設定は1957年です。マッカーシズム、ネバダ砂漠の核実験、ロズウェル事件などがうまく取り込まれ、インディの子供マットを登場させて新味を出した楽しめる一遍です。

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
キャスト:
ジョーンズ教授:ハリソン・フォード
マリオン:カレン・アレン
マット・ウィリアムズ(ヘンリー):シャイア・ラブーフ
ハロルド・オックスリー教授:ジョン・ハート
イリーナ・スパルコ(KGB大佐):ケイト・ブランシェット


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