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映画 プレデター(1987年米) [日記(2009)]


プレデター [DVD]

プレデター [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


 元祖『エイリアン』を観ていたく感動し、AVP(Alien Vs. Predator)のもう一方『プレデター』を観てみました。こちらは昔、息子達のお気に入りで、何回もビデオに付き合わされました。今回改めて観ましたが、よくできたアクション映画だと思います。異星人は出てきますがSFではないですね。

 『エイリアン』は異星の怪物ですが、こちらは正真正銘の異星人。異星人は(レジャーで?)地球にハンティングに来て、人間を狩るわけです。南米?のジャングルでシュワルツェネッガー率いる7人(正確に言うと捕虜の女性ゲリラを加えた8人)の特殊部隊がこの異星人と遭遇し、ひとりずつ『狩』られます。この異星人は赤外線でものを見、(たぶん)光の屈折を利用して透明になることができます。

 前半は、目に見えない敵にひとりずつ殺される恐怖。後半は、最後に残ったシュワルツェネッガーとプレデターの戦い。これが見もので、武器と鎧を投げ捨て『サシで勝負だ』みたいなところは笑わせます。最後はシュワルツェネッガーが勝つわけですが、お互いが『お前は何者なのだ?』と云う辺りは《落ち》が効いています。『プレデター』にしてみれば、シュワルツェネッガーこそ『何者なのだ?』なんでしょうね。この一言で異星人VS.人間の関係が、完全に相対化されます。

 B級アクション映画なのでしょうが、さすが後の『ダイハード』『レッド・オクトーバー』の監督、1級の『B級アクション映画』です。

 『エイリアン』は宇宙船という閉鎖空間で怪物と戦いますが、『プレデター』もジャングルという人間を疎外する空間での戦いです。どちらも見えない敵で、人間の側も7人ずつ。『エイリアン』ではリプリーと猫が最後に生き残りますが、『プレデター』ではダッチと捕虜の女性ゲリラが生き残り、この辺りも似ています。

 CIAとして登場するカール・ウェザースは、『ロッキー』でスタローンの対戦相手のボクサーを演じています。でっかい機関銃をぶっ放すジェシー・ベンチュラは、元プロレスラーで元俳優で元ミネソタ州知事だそうです。登場人物は結構多彩なキャラクターを揃えています。中でもマックを演じるビル・デュークが光っています。カミソリでスキンヘッドを剃る姿で登場し、仲間の仇を取りに奇妙な歌を歌いながらプレデターに向かってゆく姿は存在感に溢れています(ビデオではそうだったと思うのですが、今回のDVDでは違っていました)。『天使にラブ・ソングを 2』を監督しているそうです。

元祖『プレデター』、こちらもおすすめです。

監督:ジョン・マクティアナン
キャスト:
アーノルド・シュワルツェネッガー
カール・ウェザース
ジェシー・ベンチュラ
ビル・デューク
ソニー・ランダム
エルピディア・カリロ

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