映画 ブラック・ダリア(2006米) [日記(2010)]
小説が面白かったので、映画にするとどうなるんだろうという期待で見ました。
結論から言うと、600ページの長編を120分の映画にそつなく納めるとこうなる、という見本の様な映画です。ジグソー・パズルのピースに当たるエピソードは、だいたい揃っているのですが、それがひとつの絵になるカタルシスのようなものはちょっともの足りません。先に、ジェイムズ・エルロイの濃密な文章を読んでいるためでしょう。
映画では、エリザベス・ショートが捜査資料の映像としてに出てきます。この辺りは、オッと思わなくもないのですが。
スカーレット・ヨハンソンがケイを演じているんですが、この人はどちらかと云うと天然ボケの美人で、知的なイメージのケイには似合いません。真珠の首飾りの少女は最高でしたが。
マデリンのヒラリー・スワンク。ミリオンダラー・ベイビーのマギーのインパクトが強かったので、健康的なマデリンもねぇ、というところです。
小説⇒映画の順番は、全くお勧めできません。
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョシュ・ハートネット、スカーレット・ヨハンソン、アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク
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