浅田次郎 「活動写真の女」 [日記(2005)]
浅田次郎 「活動写真の女」 お勧め度 ★★★★
面白い、久々に小説を堪能した。おかげで通勤電車の日経が2日程パスとなった。
時は昭和44年、舞台は京都。東京から京大に入学した大学生と、千年続く京都の 旧家出身の二人が、吉田山、日本のハリウッド太秦を舞台に、京都の四季の中で繰り広げる青春恋愛小説・・・と書けば、これほど中身と違う解説は無い。
「鉄道員」でも幽霊と人間の係わりがモチーフとなっているが、ここでも、元大部屋女優の幽霊(活動写真の女)と華族の末裔の医学生の時空を超えた恋と、大学生男女の現実の恋が、斜陽となりつつある映画産業を背景に進行する。
2005-04-24 22:59
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