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チップカード [日記(2005)]


  ChipCard VW200
 本箱の整理をしていたら、箱の中からチップカードが出てきた。これも一時夢中になったPDAである。シャープのPC-1245以来のポケット入る「コンピュータ」として愛用した。由緒正しいIBM謹製である。
 T-Zoneが日本橋(大阪)に在った頃、在庫処分品として安値でT-Zoneで入手したものである。そういえばPT-110もWorkPadもT-Zoneで入手した。1990年代の後半、T-ZoneがPC文化に果たした役割は小さくないと思うが、どんなものだろう。TP770を頂点とした当時のIBM(ThinkPad)は輝いていた。T-Zoneは姿を消し、ThinkPadブランドは中国企業に身売りした。あの頃の輝きは二度とThinkPadに戻らないだろう。
IBMの変わり種PC →http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1003/tp03.htm

 IBM製であるから、当然BkackFace。TypeIIカードとしてパソコンとデータのやりとりが出来、カード2枚分の厚さで75g。200×230モノクロSTN液晶で漢字表示が可能。128KのSRAMと128KのEEPROMを搭載し、500人分の電話帳、テキストViewerのアプリケーションが入っていた。面白いのは、本体のスピーカからトーン信号を再生することにより、電話帳から電話が出来たこと。電話との相性が良かったためか。京セラやDDIからPHS+チップカードのデータスコープという携帯電話が発売されていた。今思えば画期的な製品である。現在なら、さしずめ京セラのAH-K3001VにKeyボードが付いてPalmが載っているようなものか(京セラさん出してくれませんか、京ポン売れたし、デジカメ撤退したことだし)。
 フリーウェアがいくつかあり、住所録、スケジュール、テキストViewer、メモ帳と一通りの機能が揃っていた。一時、DOSで動くPC110を使ってNiftyのフォーラムで情報収集し、PDAはチップカードという電脳生活を送っていた。

VW200カタログ →http://www.aichi.to/~thinkpad/catalog/vw200/


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