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司馬遼太郎記念館 [日記(2006)]


 司馬遼太郎記念館に行って来た。近鉄奈良線の小坂と八戸ノ里の中間、司馬遼太郎の自宅に隣接して記念館がある。記念館へは、司馬遼太郎が毎日眺めたであろう司馬家の庭を通って行く。庭からガラス越しに司馬遼の書斎をのぞくことができる。生前のままに保存されており、机の上にはいつもかけていた黒縁の眼鏡がおかれている。菜の花忌にちなみ、庭には鉢植えの菜の花が咲き乱れている。案内はすべてボランティアとのこと。70を過ぎた年輩の方が出迎えてくれる、「ようお参り」の雰囲気であり初々しい。
 記念館は、司馬遼の蔵書の一部(全部で4万冊の半分)を移した「貸出の無い」図書館のようなもので、これといって見るものは無い。いわば舞台裏である。ホールで「NHK特集」のような番組の上映があり、「功名が辻」のTVドラマに合わせた展示があった。
 司馬遼ファン以外、訪れてもそれほど面白いところではないだろう。
司馬遼太郎記念館 →http://www.shibazaidan.or.jp/


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