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鷲は舞いおりた(1976年 英) [日記(2008)]

 
鷲は舞いおりた

鷲は舞いおりた

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD


 原作はジャック・ヒギンズの冒険小説『鷲は舞い降りた』です。日本での映画の題名は『鷲は舞いおりた』で、微妙に異なります。監督は『荒野の七人』『大脱走』のジョン・スタージェス、主人公のシュタイナ中佐にマイケル・ケイン(映画の字幕では大佐)、シュタイナを助けるIRA兵士のリーアム・デヴリンをドナルド・サザーランドが演じています。ドナルド・サザーランドは『針の眼』でもドイツ・スパイを演じています。
 物語はコッチを参考にして頂くとして、映画は1976年の製作ですから今観るとそれなりに『古い』です。古いですが、メッサーシュミットやDC3・ダコタが空を飛び、デヴリンが古ぼけたオートバイで現れるともう、ヨーロッパ戦線の冒険の予感で思わず熱くなります。エピソードも原作に忠実であり、もう少しデフォルメや遊びが欲しいところですが、よしとしましょう。ユダヤの娘を助けた為に部下と共に懲罰部隊へ送られ、作戦の破綻により異郷イギリスの田舎で無惨に死ぬシュタイナ中佐。このチャーチル誘拐作戦の立案者ラードル中佐の作戦の失敗による銃殺。作戦の失敗そのものがヒューマニズムに根ざしている事。チャーチル暗殺の幕切れ。などなどロマンがいっぱい詰まった冒険活劇です。『大脱走』『戦場に架ける橋』『眼下の敵』など、この時代の戦争映画は変に深刻ぶることもなくヒューマニズムを振り回すこともなく、安心して楽しめます。
 エンディングです。映画でもそれなりに感心させられますが、小説は映画以上にヒネリが効いています。映画、小説とも第1級の冒険ものだと思います。

監督: ジョン・スタージェス
クルト・シュタイナ大佐:マイケル・ケイン
リーアム:デヴリン:ドナルド・サザーランド
マックス・ラードル大佐:ロバート・デュヴァル

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