映画 ブラッド・ワーク(2002年米) [日記(2009)]
NHK・BSでやっていたので録画して見ました。クリント・イーストウッドをじっくり見るのは映画館で『荒野の用心棒』か何か見て以来かもしれません。72歳ですね、はっきりいってヨレヨレですが、マイクル・コナリーの原作『わが心臓の痛み』に助けられてか、なかなか良く出来上がっています。
FBIの心理分析官テリー・マッケーレブ(クリント・イーストウッド)は捜査の途上で心臓発作で倒れ、移植手術を受けます。FBIを退職してクルーザーのキャビンでひとり暮らすテリーの元に、グラシエラ(ワンダ・デ・ジーザス)が現れ、殺された妹の捜査を依頼します。テリーが心臓の提供を受けたドナーがグラシエラの殺された妹だったのです。元FBIの心理分析官テリーの捜査が始まります。
グラシエラの妹はコンビニ強盗の巻き添えで殺されたのですが、同一犯の犯行としてATMの現金引き出し時に起きた強盗殺人事件が浮かび上がってきます。この2つの強盗殺人事件のつながりがこの映画のハライトです。
ミステリーですからネタバレは止しますが、タイトルは“Blood Work”です。心臓移植を小道具?にストーリーは二転三転、最後はアッという真犯人の出現となります。
クリント・イーストウッド演じるテリーですが、なかなかクセのありある設定です。
・テリーがクルーザーのキャビンで暮らす理由 ⇒芝刈りが嫌いだから
・テリーが携帯電話を使わない理由 ⇒電話線が無い電話は信用できないから (だったと思います)
テリーの姓マッケーレブはMcCalebで、Mcの付く姓はアイルランド系です。俗にアイリッシュ気質は粘り強く反骨精神に富んでいると言われます。クリント・イーストウッドもアイリッシュです。これ、以外とお薦めです。
監督・制作:クリント・イーストウッド
出演:
クリント・イーストウッド
ジェフ・ダニエルズ
ワンダ・デ・ジーザス
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