映画 トリコロール/赤の愛(1994仏、ポーランド、スイス) [日記(2010)]
かなり分かり難い映画です。
モデルのヴァランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)は車で犬をハネ、首輪から飼主を捜し出して飼主と交流が生まれます。この飼主は元判事で、唯一の趣味なんと電話の盗聴という相当の偏屈親爺。
電話線に盗聴器を仕掛けるというのではなく、コードレスの子機の電波を傍受して楽しんでいます?。ヴァランティーヌにその録音を聴かせますからこれは犯罪で、元判事と盗聴という設定が理解に苦しむところです。
映画は、ヴァランティーヌの物語と全く無関係に、ひとりの青年(法科大学の学生)の生活を追います。ヴァランティーヌを捉える映像に青年が映り込み、青年の背景にヴァランティーヌがいるという具合で接触はありません。
このふたつの流れに割ってはいるのが元判事です。
ここで『盗聴』という奇妙な事件が生きてきます。元判事の盗聴によって、ヴァランティーヌと平行に描かれるこの謎の青年の正体が少しずつ明らかにされます。
・・・とストーリーを追ってもこの映画は何も見えて来ません。
電話線に盗聴器を仕掛けるというのではなく、コードレスの子機の電波を傍受して楽しんでいます?。ヴァランティーヌにその録音を聴かせますからこれは犯罪で、元判事と盗聴という設定が理解に苦しむところです。
映画は、ヴァランティーヌの物語と全く無関係に、ひとりの青年(法科大学の学生)の生活を追います。ヴァランティーヌを捉える映像に青年が映り込み、青年の背景にヴァランティーヌがいるという具合で接触はありません。
このふたつの流れに割ってはいるのが元判事です。
ここで『盗聴』という奇妙な事件が生きてきます。元判事の盗聴によって、ヴァランティーヌと平行に描かれるこの謎の青年の正体が少しずつ明らかにされます。
・・・とストーリーを追ってもこの映画は何も見えて来ません。
ある一点を支点として、ヴァランティーヌと青年と元判事の生が『回転』します。ああ、そういうことかと、この幾分退屈で分かり難い映画の謎が解き明かされます。この為にヴァランティーヌのモデルとしての生活も、青年の恋いも、元判事の盗聴も『あった』わけです。輪廻ですか?。
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
出演:イレーヌ・ジャコブ、 ジャン=ルイ・トランティニャン
【追記】
タグ:映画
コメント 0