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パーマ屋ゆんた [日記(2010)]

ビギンの島唄 オモトタケオ3

 NHK『ラジオ深夜便』で聴いて気に入ったのでCD買ってきました。
明日は内地に旅立とうとする近所の娘さん、その娘さんの髪をカットするパーマ屋のオバサンの想いを唄っています。




なんでなんでなのかね運命は(でんさ~)
それでも信じるほうがいい
髪は、髪は切ってもそろえても(ゆいさ~)
同じようには伸びないさ(でんさ~)
だからパーマ屋があるわけさ

明日は内地に行くんでしょ

 パーマ屋のオバサンはもう60歳近いでしょうね。赤ん坊の頃から髪をカットしてきた近所の娘さんが、明日は内地に旅立つという日。娘さんの髪をカットしながら、娘さんの将来の幸せを祈り、何十年と髪をカットしてきた『パーマ屋哲学』を語るわけです。
なんでなんでなのかね運命は、とオバサンが嘆息し、『でんさ~』と間の手が入ることで、オバサン、娘さんふたりのパーマ屋が舞台となり、パーマ屋を舞台として生まれた数々のドラマまで想像してしまいます。色んな人がいて色んな人生があり、歓びや涙を時の流れに流してしまう『パーマ屋』、『だからパーマ屋があるわけさ』ですね。

 『ゆんた』ですが、調べると
ユンタは元来は労働歌であり、伴奏無しに掛け合いで演奏されるのが元の姿であった。
共同組織を《ユイ》、共同作業を《ユイマール》といいます。
《「結い歌」または「読み歌」からという》沖縄県八重山地方に伝承される歌謡の一群。
多くは長編の叙事詩で、労働の際に男女掛け合いで歌われる。

ということらしいです。

パーマ屋ゆんた 関西弁風
             作詞作曲:ちゅんなーや 訳詞:べっちゃん
             歌:BEGIN

(著作権の関係で関西弁にアレンジしてみました)

明日は内地に行くんやねぇ
お祝いあげんとあかんねぇ
寮に入るん?
お父ちゃんも安心しはるわ

あんたの髪をカットしてもう何年になるやろ
お母ちゃんに抱っこしてもろうて
赤ちゃんの頃からチョッキンやったよねぇ

あんたも最近キレイになったし
人生これからやねぇ
楽しいこともあるやろし
辛いこともあるやろけど
人間、根っこのところは変わらんもんヨ

昔は三つ編みがよう似合とった
内地に行っても、琉球舞踊は続けてね
時々は踊って故郷を思い出して
正月やお盆は飛行機が混むややろけど
必ず帰ってきてね

あんたの人生はあんたがヒロインや
鏡、見てみぃあんたが写っとるやろ
サイドライトも点灯てみよか
ホンマ、キレイになったよねぇ
彼氏も心配するはずやわ

さァでけたよ
胸張って内地に行きなさい
運命があんたを待っとる
どんな運命か分からんけど
未来は信じた方がいええ

髪は切って揃えても
一本一本伸び方は違う
だからパーマ屋があるんや
人間の運命もそんなもんやろか

あしたは内地に行くんやねぇ


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コメント 2

松五郎

外地に暮らしているもので、この歌知りませんでした。
YouTubeで聞いてみました。
イイですね。
この歌との出会いを作っていただいて
ありがとう。
by 松五郎 (2010-10-14 17:34) 

べっちゃん

お役に立って何よりです。イイ唄ですね。
by べっちゃん (2010-10-14 20:16) 

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