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Kindleでやっと読書 [日記(2013)]

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 昨年12月にKinkele Paperwhite3Gを入手したのですが、読みたい本が全く無い状態で(買う前に分かっていた)、99円の与謝野源氏をダウンロードし「桐壺」を読んで放ってありました。PDFを放り込んだり、インターネットつなぎ放題などで遊んだだけです。やっと読みたい本をKindleStoreで見付け、ようやく読書にこぎつけました(笑。
 でどうかというと、これがなかなかのものです。 

消えたヤルタ密約緊急電: 情報士官・小野寺信の孤独な戦い (新潮選書)
 岡部 伸 『消えたヤルタ密約緊急電: 情報士官・小野寺信の孤独な戦い 』(新潮選書) 
 
というかなりマニアック?な本です。ハードカバーが¥1,890でKindle版が¥1,440と24%ディスカウントはやや不満ですが、今回は「初体験」ということで購入します。
 でクリックしたのですが、473ページの本が噂通り高速でダウンロードされます。数秒です。ファイルサイズが小さいのでしょうね。明日まで待たなくていいというこの即時性は捨てがたいです。が、無駄な出費も増えそうです。

 kindle本の一番のメリットは、ブックマーク、傍線、書き抜き、検索、辞書利用が電子的に可能なことです。せっかくですから、このメリットを生かす読書をやってみました。

 【書き抜き】 
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 ハイライトをfacebookで自分とシェアすれば、書抜きが可能です。方法は簡単で、書き抜きたい文章を反転させる ⇒シェアする、これでOK。twitterも利用できますが、144文字の制限がありますからfacebookの使い勝手がよさそう。facebookから見ることも出来(amazonのハイライトに跳ぶ)、kindole本体からも確認できます。その場所に移動すれば前後の文脈がたどれて便利です。どちらにしろamazonのハイライト(Recent Activity)ですから、facebookは要らないかもしれません。
 簡単なので、あれもこれも書き抜きしてしまうと後で収拾がつきません。適当に整理したほうがよさそうです。
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ポピュラー ・ハイライトというのがあって、他の読者がブックマークした箇所が分かるんですね。なるほど。
 
【検索】 
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 検索は便利です。『消えたヤルタ密約緊急電~』は、スエーデンの駐在武官であった小野寺信大佐が、ヤルタ会談の対日参戦密約情報を参謀本部に打電したにもかかわらず誰かが「握り潰した」という事件を扱ったノンフィクションです。この参謀本部の情報隠蔽は他にもあったは筈だが何だったかなぁ、という時に、「握り潰す」という単語で検索をかけます。「台湾沖航空戦の戦果過剰報告」と「大本営陸軍部第2部参謀堀栄三」、「瀬島龍三」などが芋づる式に上がってきます。歳とともに衰えた記憶力を補完するのにはいいですね。
 検索を使えば、一冊の本をタテヨコナナメから読むことが出来ます。kindleは、コミックや小説より堅い本を読むときに実力を発揮してくれそうです。
 
【辞書】 
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 wikipediaを開くをタッチすれば、PC同様の記事が読めます

 辞書は、kindleの日本語辞書『デジタル大辞泉』とwikipediaを組み合わせるとだいたい用が足ります。wikipediaは要net接続ですから3Gが必須です。wikipediaとfacebookがどこでも使えるということでは、Paperwhite 3Gが便利です。広辞苑をスマホに入れて使っているのですが、kindleに広辞苑が入ればいうことないのですが。
 ↑は“ブレッチーリー・パーク”をwikiで調べた画像です。余談ですが、この ブレッチーリー・パークを舞台にした『エニグマ』という面白い映画があります(脱線)。

 便利な点は、スイッチONでいつでも前回の続きから読めること、ページめくりがタッチでできること、当たり前といえば当たり前ですが、意外と快適です。寝っ転がって読むには最適です。指でページを押さえる必要も無いし、ワンタッチでページめくりが出来て、これはいいです。何よりも

・ディスプレイがEInkで目に優しい
・222gと軽い
・バッテリの保ちがよい

 スマホやタブレット比べると、このあたりがやっはり専用機の良さですね。EInkは紙と変わらず本当に読みやすいです。kindleは、googleが提供する こうしたサービスと一体となった「読書体験」なのでしょう。 
 
 で、kindleの読書は最高かというとそうでもなく、何十年も親しんできた「紙」の読書がやはりいいです(笑。学生時代にこういいう便利なものがあったら、卒論も楽勝だったのになぁ、とは思います。 
 
【追記】
 ハイライトとシェアですが、調子にのってどんどん追加したところ、上限に達したようです。本体のハイライトは生きていますが、制限を超えたものはPCから参照できません。ある程度溜まったら、テキストに起こして取り消した方がいいようです。
 著作権を考慮して制限をかけているのでしょう。 

タグ:Kindle
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