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映画 ラスベガスをぶっつぶせ(2008米) BSシネマ [日記(2014)]

ラスベガスをぶっつぶせ [DVD]
 原題は‘21’、ブラックジャックの21。
 MITの学生が記憶力に物を言わせてラスベガスのカジノで大金をせしめる話です。実話だそうです。それだけでは面白くないので、学生を率いる数学の教授、不正に目を光らせるカジノの警備員を登場させ、どんでん返しも用意しています。

 MITの学生でなおかつハーバード医科大学(院)にも合格したという秀才ベン(ジム・スタージェス)の話しです。医科大学の学費30万ドルを作るためにどうしようかと悩むベンに、もってこいの話が舞い込みます。

 MITの教授ミッキー(ケヴィン・スペイシー)が優秀な学生を集めて、ラスベガスのカジノで大金を稼ごうというプロジェクトを企画し、ベンはスカウトされます。ゲームはブラックジャック。配られたカードをすべて暗記して残りのカードを予測するという‘カウンティング’なる必勝法で、ディーラーを出し抜こうというわけですカード1枚1枚を、例えば‘スペードのA’とは暗記せずに猫とか卵とかイメージで記憶する方法をとっています、なるほどと感心します。

 教授をリーダーに、MITブラックジャック・チームがラスベガスに乗り込みます。豪華スイートを根城に、プレーヤーのベンをMITの学生4人がサポートしてカジノで大金を稼ぎます。迎え撃つのが、カジノの警備員のコール(ローレンス・フィッシュバーン)。
 ベンは、学費の30万ドルを稼げばブラックジャック・チームから降りるつもりでいたのですが、大金を手にしてラスベガスの豪勢な生活に染まってしまいます。ボストンの学生とラスベガスのギャンブラーの境界が次第に曖昧になってきます。そして、記憶力を駆使する冷徹なギャンブラーの自覚を失って勝負に熱くなり、20万ドル負けてしまいます。この辺りが21歳の青年の限界なんだという演出で、思った通りの展開です。
 怒り心頭のミッキー教授はチームを解散してボストンに引き揚げ、残りの学生だけでチームを再結成。リーダー不在のため、ベン達は勢いに任せて勝ち続けるわけですが、コールの眼に止まり捕まってしまいます。よく分からないのは、このカード・カウンティングは正当な行為で、「賭場荒らし」には当たらないと思うのですが、ベンは椅子に縛り付けられコールにボコボコにされます。捕まったベンはすべてを白状し、コールとミッキー教授の因縁が明らかになり、映画は新しい展開を見せます...。

 『アメリカン・ビューティー』の名優ケヴィン・スペイシーの教授はピッタリです。もっとも、この人は何をやらせても絵になる俳優ですが。今回は制作にも名を連ねています。ローレンス・フィッシュバーンは、『マトリックス』では引き締まった風貌で迫力があったのですが、その後太ってしまいモーフィアス船長の精悍さが失われてしまいましたね。

 ラスベガスは3回ほど遊んだことがあるので、アイスショーを見てスロットマシンをやっただけ。ブラックジャックやればよかったですね(笑。

監督:ロバート・ルケティック
制作:ケヴィン・スペイシー
出演:ジム・スタージェス ケヴィン・スペイシー ローレンス・フィッシュバーン ケイト・ボスワース

タグ:BSシネマ
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