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映画 ララミーから来た男(1955米)BSシネマ [日記(2014)]

ララミーから来た男 [DVD]
 アンソニー・マン、ジェームズ・スチュアートのコンビの西部劇です。西部劇は肩が凝らないのでいい暇つぶしになります。BSで放映されるものは欠かさず見ています。

 ジェームズ・スチュアートは、『スミス都へ行く』『素晴らしき哉、人生!』が代表作?だと思うのですが、育ちの良さと風貌からヒューマンな役柄が似合います。そんなスチュアートが西部劇に出演すると、アクションの少ないヒューマニズムのドラマになってしまいます。『馬上のふたり』は一発の銃声も無い西部劇でした。その辺りが魅力でもあり不満なところです。ということで『ララミーから来た男』もジェームズ・スチュアートが優等生を演じます。

 馬車でララミーからニューメキシコに荷物を運ぶロックハート(ジェームズ・スチュアート)は、インディアンに虐殺された騎兵隊を発見します。犠牲者にロックハートの弟が含まれていたようで、彼がインディアンに連発銃を売った白人を探し出そうとする話が、ストーリーの柱ひとつとなります。町の有力者ワゴマンの息がロックハートに因縁を付けたことで、ロックハートvs.ワゴマンという構図がもう一つの柱となります。

 ロックハートは荷を運んだ馬車が空で帰るのは勿体無いと、塩湖の塩を積み込みます。塩は誰が採ってもいいと云う建前になっていますが、塩湖そのものはワゴマンの所有地に在り、ワゴマンの息子がロックハートを泥棒と見做して馬車を焼き馬を殺すという暴挙に出ます。この事件で、ワゴマン(ドナルド・クリスプ)と牧童頭のビック(アーサー・ケネディ)がストーリーに絡んできます。
 ワゴマンは、馬鹿息子の行いに対して賠償をロックハートに申し出、うちの牧場で働かないかと持ちかけます。一見道理の分かったワゴマンですが、力ずくで牧場を拡大してきたという家父長的存在です。ビックは、塩湖の事件でも喧嘩を止めに入ってるように、ドラ息子のお目付け役でもある、ワゴマンの信頼厚い牧童です。
 ロックハート、ワゴマン、ビックの3人が核となるのですが、ストーリーに幅を持たせるため女性がふたり登場します。ロックハートが荷物を運んだ先の雑貨店の女主人バーバラと近隣の牧場主ケイト。バーバラはワゴマンの姪で、ビックとは恋人同士の関係です。ケイトは、ワゴマンと敵対関係にあり、ロックハートを雇うという設定です。

 という舞台で、ロックハート+ケイトvs.ワゴマン+ビック+バカ息子の対立があり、バーバラを巡ってロックハートvs.ビックの恋のさや当てがあり、アパッチにライフルを売った犯人が明らかになります。

 ジェームズ・スチュアートが主人公ですから、バーバラ始め美味しいところは全部彼が持って行ってメデタシめでたしとなります。→感想書くにも力が入らない(笑。

監督:アンソニー・マン
出演:ジェームズ・スチュアート アーサー・ケネディ  ドナルド・クリスプ キャシー・オドネル

タグ:BSシネマ
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