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映画 セイフヘブン(2013米) [日記(2018)]

 セイフ ヘイヴン [DVD] 原題”Safe Haven”、安全な隠れ家。監督は『ライフ・アズ・ア・ドッグ』『やかまし村の子供たち』のラッセ・ハルストレム。

 雨の中を逃げる若い女性と追う刑事で幕を開けます。この女性ケイティ(ジュリアン・ハフ)は、刑事を振りきって長距離バスに乗り、小さな港町に降り立ちます。ラッセ・ハルストレムらしくないミステリタッチの幕開けです。ケティは港町のレストランで仕事を見つけ、森のコテイジに住むようになります。”セイフ ヘブン(安全な隠れ家)”を見つけたわけです。
『セイフ ヘブン』は、ケイティの逃亡の謎と、港町に暮らす人々の話です。

 ということで登場するのが、ガンで妻を亡くし、幼い息子と娘と町で雑貨店を営むアレックス(ジョシュ・デュアメル)、あれこれ詮索せずケイティを雇ったレストランの女主人、ケイティのコテイジに隣人として訪ねてきた女性ジョー(コビー・スマルダーズ)等々。アレックスの娘がケイティになついたことで、意識的に人間関係を避けてきたケイティとアレックスは親しくなります。子供をかかえて3年のやもめ暮らしの男と、逃亡で心休まることのない孤独な女、これで大体見えてきました。よくあるメロドラマです。

 ナイフを持つケイティと倒れた人間がフラッシュバックで映され、逃亡の謎が明らかにされます。地元の警察には、第一級殺人で指名手配されたケイティの写真がFAXで届きます。そうだったんだ!。

 犯罪、逃亡、ヘヴンで連想するのが、ケイト・ブランシェットの『ヘヴン』。警察に追い詰められたケイティとアレックスは、『ヘヴン』のように恋の「道行き」となるのか。しかしアレックスには息子と娘がいる...。手配写真を見つけ動転したアレックスは、おれたち親子を巻き込むな消え失せろ!→ケイティの映画ですから、この一言でアレックスはあえなく失業。とはならないところがメロドラマで、ラッセ・ハルストレムの軟弱なところ。このピンチを解決するのが、刑事のケヴィン(デビッド・ライオンズ)。見るからに悪役。悪役はストーリーのスケープゴートとなってヒロインを助けます。
 訳の分からないことを書いてますが、ネタバレ回避のためにはこう書くしかないです(笑。

 ケイティとアレックスはケヴィンに助けられハッピーエンドとなりますが、ひとヒネリしたオチがあります。『ショコラ』で、ジュリエット・ビノシュは実は風の又三郎?だったというみたいなオチです。ラッセ・ハルストレムということで見ましたが、メロドラマ+αで、少し残念。女性にはウケるかもしれません。

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジュリアン・ハフ ジョシュ・デュアメル デビッド・ライオンズ コビー・スマルダーズ

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