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映画 ドラゴンタトゥーの女(2011米) [日記 (2022)]

ドラゴン・タトゥーの女 [AmazonDVDコレクション]  原題:The Girl with the Dragon Tattoo。原作は、ベストセラーの『ミレニアム』の第1部。スェーデン版もありますが、米版が圧倒的に面白い。実は10年前に原作も読んで映画も観たのですが、イマイチという感想でした。改めて映画を観るとこれが面白い!、10年前は何を読んで何処を観ていたんでしょうね。ということで映画『ドラゴンタトゥーの女』改訂版ですw。

 スェーデンの雑誌記者のミカエル(ダニエル・クレイグ)が40年前に失踪した16歳の少女ハリエットの行方を追う話です。ミカエルに仕事を依頼したのはのスェーデンのコングロマリットのオーナー、ヘンリック・ヴァンゲル(クリストファー・プラマー)。ヘンリックは、娘同様に育てたハリエットが殺されたと考え犯人探しを依頼したのです。
 ヘンリックはミカエルに言います。犯人はヴァンゲル一族の誰かだ、「盗っ人、守銭奴、ゴロツキどもを調べてくれ。この世で最も忌まわしい最低の奴らの集まり、我が一族を」と。

 ミカエルは、企業家のヴェンネルストレムを記事で告発し、逆に名誉毀損で訴えられ敗訴します。彼のPCをハッキングして得た情報が敗訴の原因だったのです。これがマクラ。
 彼のPCをハッキングした女性調査員リスベット(ルーニー・マーラ)をハリエット調査の助手に雇います。主演はダニエル・クレイグですが、圧倒的な存在感はこのリスベットを演じるルーニー・マーラ。リスベットは、背中にドラゴンのタトゥーを入れパンクファッションでバイクを駆るバイセクシャルのハッカー。12歳の時に父親への殺人未遂で精神障害と診断され、今でも後見人の管理下にあります。後見人はリスベットの弱味につけ込み、「社交性を身に付けろ、私で試してみろ」とレイプ。リスベットの復讐が壮絶で(チョッと書けませんが、見ものです)、彼女の頭の良さ、実行力を如実に物語っています。

 ミカエルとリスベットの調査が始まります。ハリエットの残した手帳には、「Magda 32016、Sara 32109、R.J. 30144、R.L 32027、Mari 32017」の謎の記述があり、これが殺人事件とつながります。「R.L 32027」は、1957年にレイプされ石で頭を割られて殺されたラケル・ルンデの事件に該当し、32027はレビ記20章27節「占いをする女は、石で打ち殺すべし」に対応します。残りの4件もレビ記に則った猟奇殺人と判明します。ハリエットもまたこの殺人事件を調べていたことになり、リスベットは、被害者がユダヤ人であり犯人はナチ党員であったハリエットの父親ゴットフリートだったことを突き止めます。
 ハリエットは父親の殺人を暴いたためゴットフリートに殺されたのか?。ゴットフリートはハリエットの失踪前に溺死していますから犯人では無く、では一族の誰がハリエットを殺したのか?・・・という謎をミカエルとリスベットが追います。
 謎解きも面白いのですが、何と言ってもリスベット、ルーニー・マーラを楽しむ?映画です。
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  最近の映画に登場するパソコン、スマホはすべてApple。この映画でも、ハッキングや画像解析にMacbookが大活躍します。Macは絵になるが、Windowsはダサイいんでしょうね。昔の映画では、スマホはキーボード付きのBlueberryでしたが、昨今はiPhone。WindowsPCとAndroidのオッサンは時代遅れなんですかねェ。

監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、ステラン・スカルスガルド

タグ:映画
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